【防災備蓄食】大人二人分の必要量とスペース

PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー  マスターライフオーガナイザー(R)谷歩です。

整理収納サポートに伺った時に「食品の備蓄ってどのくらい必要?」と聞かれることが増えて来ました。自然災害が多くなって来たことだけでなくコロナの影響もあって関心が高くなっているようです。今日は用意しておきたい量からみた収納スペースのお話です。

目次

備蓄食 どれくらい必要?

食品の備蓄の情報はたくさんありますが、自分で考えるのは意外と大変。
私は食品の種類別に必要量が表になっている農林水産省の「緊急時に備えた 家庭用食料品備蓄ガイド」をプリントアウトして使用、お客様にもご紹介しています。
この中の「我が家の備蓄食料品チェックリスト」が便利です。

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/gaido_160511_1.pdf

 

これはメンバーの松本も使っています。

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【防災の日】食糧備蓄のチェックと味見 まもなく防災の日ですね。いろんな場所で防災特集や防災用品を見かけるようになります。今年は自粛期間があったことで備蓄を見直す機会がありましたが、先日改めて見直しをしました。また、期限切れになっていたものを実際に食べてみて感じたことをお話します。

我が家の備蓄食 全部出して集めてみました

チェックリストの記載例にある。大人2人分1週間の場合をもとに自宅にあるものを記入し不足分を買い足しました。

ローリングストック中心なので収納はキッチン内で引き出し、棚などに分けて収納しています。

備蓄の話がでると「用意したほうがいいのはわかっているけど、置く場所がないから用意していない」ということをよく耳にします。

じゃあ食品を全部出したらどのくらいのスペースになるの?と思い実験したら、90㎝×90㎝の板の上に乗り切りました。

備蓄食収納に必要なスペース

次は収納スペースに置き換えたらどうなるか。
100円ショップで買ったA4サイズの箱、縦約35㎝×横約23.5㎝×高さ約26㎝につめてみたら、出した食品全てが3箱に収まりました。

3箱を並べると縦約35㎝×横約70.5㎝×高さ約23.5㎝。。。わが家でいうと食器棚1段分。

箱に入れた食品はアルファ米以外は普段も使うので実際は、麺類・乾物・パウチの食材・レトルトカレーのようなものとカテゴリー別にそれぞれ使いやすい場所に分散収納しています。

キッチンに置いてある水は500㎖のペットボトルが最大で24本、2ℓの水は箱のまま4箱クローゼットの奥に収納。

水は飲む、食事を作るために1人1日3ℓ必要だそうです。
大人2人7日分は42ℓ、2ℓのペットボトルで21本。これも食器棚1段に入る数です。

ローリングストックの他にも冷蔵庫内の食品、使いかけで写真にないものやトマト缶などリストの数より多いものも少しあります。
これらも合わせると家にある食品で10日くらいは持ちそうです。

優先順位を変えてキッチンの見直し

以前は今ほど備蓄がなかったので今の量にした最初の頃は、残念なことに収納しきれずあり合わせの箱に入れて床置きになっていました。

そこでやったのがキッチンの収納の見直しです。

「必要な量の食料をしまいたい」という見方をしたら「しまう場所があるからとっておこう」と置いてあったものの優先順位は急落し2つ3つ処分。

さらに鍋のしまい方を変えてガス台下の縦約36㎝×奥行き約40㎝×高さ約39㎝のスペースを空けられました。
A4サイズの箱1つちょっとのスペースが空いたことで、買い足したものもスッキリ収納でき床置きは解消です。

片づけは一番必要な災害対策

スッキリ素敵に暮らしたい、リモートワークやお子さんの勉強の場所を快適にしたいなど片づけの理由はいろいろありますが、安心安全のための片づけって命に直結します。

家が片づくと室内のキケンが減らせますし、備蓄のスペースもできる。その上で片づいた家は家事も仕事も勉強もしやすくなります。

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