こんにちはPRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー
先日、整理収納サポートでお子さまのお部屋の片づけをしました。中学1年生の男子で思春期真っ盛り。初めて会う私たちと一緒に片づけをすることに抵抗があるのではないかと心配していましたが、全く問題なく、モノの要不要はサクサクと進み、5時間一緒に頑張ってくれました。本日は、子どもの片づけについてお話します。
母のストレスを減らすゆるい約束
私には、高校3年生と中学3年生の息子がいます。
それぞれに部屋があり、片づけや掃除は子どもたちに任せているので私は何もしていません。
片づけのプロの子どもだから部屋の片づけが上手だと思うかもしれませんが、床の上には脱いだ服や学校のプリント、食べ終わったお菓子の袋やペットボトルが転がり、掃除もめったにしません。
先日、次男の部屋からでてきたペットボトルです。
子どもとは、「自分の部屋の中は散らかっていてもいいけれど、家族共有の場所にはモノを置かないようにすること」を約束をしています。このゆるい約束をしてから、子どもとの片づけのストレスがなくなりました。
子どもを片づけ下手にしているのは大人
それまでは、片づけられない大人になったら困るから小さいうちから片づけを教えなくてはならないと思い一緒に片づけをしていました。
子どもが、もういらないと言ったものを
「えー、これ捨てちゃうの?あまり使っていないのにもったいない」
「高かったのにいらないなんてガッカリ」
などと言って子どもを困惑させたり、
集中して片づけをしない子どもに
「自分の部屋の片づけなのにどうしてやれないの?」
と、イライラして怒ったりしていました。
そして、子どもの為に悩んで選んだものだとその気持ちが強くなり、子どもとしては、ただ素直に「使っていないからいらない」といっていることが受け入れられず寂しい気持ちになり、片づけが憂鬱ものになっていました。子どもたちも、私以上にイヤな気持ちになっていたと思います。
親子でする片づけは遠慮がなくなり、親は言うことをきかせようとしたり、子どもは態度が悪かったりと上手くいかないことが多いのではないでしょうか。
「子どもだからこそ」の強みを生かす
先日、一緒に片づけをした中学1年生のお子さまは、要不要の判断がとても早く短時間で仕分けが終わりました。現在、漫画とパソコンゲームが好きだというお子様は、小学生の頃に遊んでいたおもちゃをほぼ不要と判断していました。
・高かったから
・もったいないから
・いつか使うかもしれない
・思い出の物だから
・もらった物だから
大人はこれらの言葉にとらわれて手放せなくなることが多いのですが、子どもは、素直に今の自分と向き合って要不要の判断をすることができます。これこそ子どもの強みです。
よく、「うちの子供は片づけが出来なくて困っています」と聞きますが、実は、大人よりも子どもの方が整理が上手だと感じます。
子どもが普段片づけない理由
「じゃあ、どうしてうちの子は片づけないの?」そう思われましたか?
その理由は至ってシンプル。
・片づけの方法が分からないから
・散らかっていても困っていないから
まさしく、わが家の子どもたちはこれです。
現在も部屋が散らかっていることが多いのですが、テスト前に片づけたり、学習机の上はモノを置かないなど自分で考えて片づけをしています。
片づけ方は、私がライフオーガナイザー(R)になってから数回ですが一緒にやったことを覚えているようです。
部屋全体の片づけをすると、いつも45ℓのゴミ袋いっぱいに不要なものが出てきます。普段から片づけたらいいのにとも思いますが、片づけたいタイミングがあるようなので子どもたちに任せています。
自分のスペース=自分の責任
親や兄弟も使う共有スペースだとつい片づけも掃除も人まかせになりますが、自分専用のスペースができることで責任を持って管理するようになります。
今回の中学1年生のお子さまは、「自分で掃除をするし、(子ども部屋にベランダの出入口がある)洗濯物も取り込むので、自分が部屋にいる時は部屋に入らないで欲しい」とご両親に伝えていました。
自分専用のスペースを作ることで、親まかせにしていたことを自分でやると決めたお子さまの強い気持ちに感激しました。
プロが間に入る効果
整理収納サポートで子供部屋を片づけていると、私たち片づけのプロという他人が入ることで親子では上手くいかなかった片づけがスムーズにできるようになっているなと感じます。ワンクッションはいることでお互い感情的にならないからかもしれませんし、お子様も親の前より「しっかり」するのではないでしょうか?
現在、オンライン片づけレッスンでもお子さまのレッスンをしています。
お姉ちゃんのレッスン中に、妹と弟も参加してワイワイと賑やかにできるのは、オンラインプライベートレッスンのよいところで私も楽しんでいます。
オンラインでも対面でも、親子でそれぞれ自分のスペースを片づけてみてはいかがでしょうか?