【捨てる？捨てない？】迷ったらこちらを選択

片づけをするたびに手放そうか残しておこうか、何度も迷うモノってありますよね。それは私たち片づけのプロも同じです。今日はライフオーガナイズの考え方ののひとつである「迷ったら捨てない」を実践し、22年間迷いながら手放さなかった湿度計のお話をします。

迷ったら捨てずに一旦保管する

片づけはひとつひとつものと向き合うことから始まります。

今年23歳になる娘を出産するときに購入した湿度計です。

生まれたばかりのときは室温や湿度にそれはそれは気を使いましたが、乳児から幼児期に成長していくとともに使用頻度が少なくなっていきました。

初めてこの湿度計と向き合ったのはこの時期です。

手放そうか残そうか迷う理由

使う頻度も少ないく、デザインが好きではありません。湿度計ならもっとオシャレでインテリア性の高いものがたくさん売られています。

しかし

まだきれいで、使えるモノだからもったいない。

なによりものとしての愛着はないけれど、乳児期を見守ってくれた思い出の品としてすぐには手放すことはできませんでした。
そこで、赤ちゃん用品を保管する「思い出ボックス」に一緒に保管することにしました。

何度も自問自答を繰り返す

数年後、赤ちゃん用品を見直す片づけをしたときに再度湿度計と向き合う機会がやって来ます。

数回しか着なかったベビー服・乳児専用の便利グッズやおもちゃなどは、貰い手がいたので譲るという方法で手放せました。

そしてなぜか残ったのは「湿度計」

現在なら迷わずメルカリに出品したのでしょうが、当時は今のように携帯で簡単にできるメルカリなどはありませんし、主流であったヤフオクも手間のかかるハードルの高いものでした。

使わない・気に入っていないという手放す理由は見つかるのに、残す理由がはっきりしない。ですが、手放す決心もつかないので、「思い出ボックス」に戻すことにします。

その後、自宅のリフォーム前とリフォーム後にも見直しましたが、やはり「思い出ボックス」へ。

ここまでくると、言葉にはできないけど残したい想いがどこかにあることを認めるだけでよいのではないかと思うようになりました。

「手放さない」と決める

忘れかけていた湿度計が活躍するときがやってきました。

肌がピリピリするほど部屋が乾燥しきったある日。

湿度50％以上は必要と言われているけれど、現状はどれくらいなのか知りたくなり、「思い出ボックス」から久しぶりの登場です。

長年閉まっておいたので壊れてしまったのではないかと思われる湿度15%を表示しているのを見て驚きました。

これは大変と加湿器探しをしたところ、タイミングよく下村の自宅で眠っていた加湿器を譲っていただけることになり、現在では適正湿度を保っています。

湿度を管理してくれる万能加湿器はありますが、乾燥する季節に手元に置きたい湿度計

「おしゃれな湿度計見つけたら？」といわれることもありますが、このアンバランスさも笑みがこぼれます。
私の美容管理の必需品として活躍しそうです。

ひよこ湿度計は、22年間かけて手放さないと決めました。

乾燥が気になる時期だけはすぐに取り出せるように「思い出ボックス」からワークスペースへお引越しします。