【救命・応急処置】安心のために知っておきたいこと

PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー  マスターライフオーガナイザー(R)谷歩です。

防災士の認定を受けるため救命講座を受講してきました。
公共機関などで目にするAED(自動体外式除細動器)の使い方を習うイメージでしたが、心肺蘇生や軌道に異物を詰まらせたときの対処法、止血、救急車を呼ぶときの心得など幅広く学ぶことができました。今日は知っておくと安心な情報をお伝えします。

目次

救急車が来るまで7分〜8分

東京都の場合は119番に電話をしてから救急車が来るまでの時間は、平常時の平均で7分から8分だそうです。その間にそばにいる人が応急手当てをすることで、心臓や呼吸が止まった人の助かる確率は倍以上になるそうです。

倒れている人の肩を軽く叩きながら名前や「わかりますか?」と何度か訪ねて反応がない場合は、周りに大声で助けを求めます。

・誰か助けてください
・周りのひとを指して「あなたは119番通報してください」
・「あなたはAEDを持ってきてください」

数人にひとりの指導員の方がついてくださって「もっと大きな声で!」「こういう動作をつけてください」などとアドバイスしてくれます。

周りに人がいなくて1人のときは
・まず119番通報
・近くにAEDがあれば取りに行く
119番通報をすると電話で何をしたらいいかを教えてもらえます。

心肺蘇生とAED

倒れている人の胸やお腹が膨らんだり凹んだりしない場合は息をしていないということ。
声をかけても反応がなく普通の呼吸や心臓が動いていないか、それに近い場合は胸を押して(胸骨圧迫)心臓の動きを補助します。

片手の手のひらの手首よりのところをあてもう片方の手を重ねて胸が5センチ沈むくらいまで押して戻すをくりかえします。
押す場所は、左右の胸の真ん中で上下も胸の真ん中、1分間に100回から120回の速さで繰り返します。

2分やるだけでも息が上がりそうでしたが、指導員の方から負担が少なく効果的にするコツなども教えていただきました。

AEDが来たらケースを開けてスイッチを入れると使い方や注意することは自動音声で流れるので指示に従います。ケースを開けるだけでスイッチが入るタイプもあります。

誰でも使えるように音声ガイドが流れますが、普通救命講習内でも体験できますしAED講習会もあります。

今までAEDを見かけても「どう使うの?誰にでも使えるの?」と思っていましたが、体験をしてみたら「使える」に気持ちが変わりました。これは胸部を押す心肺蘇生も同じ感想です。
人口呼吸は知識があり訓練を積んでいないと難しいので、胸部を押す・AEDを使うところまでできればいいそうです。

最後に指導員の方が「躊躇するかもしれないけど、一歩踏み出す勇気を持って!尊い命がかかっています」とおっしゃっていたのが心に残りました。

そのほかの応急手当て

普通救命講習で体験したのは心肺蘇生とAEDでしたが、そのほかにも座学で軌道に異物が詰まったときの対処や止血の対処法を学びました。

こちらは東京消防庁のホームページにも詳しく紹介されています。

www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

私が受講した普通救命講習は各地域のいくつかの消防署や防災館などで開催してしています。
費用は1,500円で3時間でした。

救急車が必要?迷ったら相談

急な病気やケガで救急車を呼ぼうか、それとも病院にいったほうがいい?と迷うこともあるかも知れません。
そんな時は東京消防庁救急相談センターに問い合わせるとアドバイスがもらえます。年中無休・24時間、電話でもWEBでも対応していますし救急車が必要ならそのまま繋いでもらえるそうです。

www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

今日のお話は必要な時が来ないのが一番ですが、知っていたら安心ですよね。

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