PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー マスターライフオーガナイザー(R)谷歩です。
以前ホーローのお鍋をお玉やスプーンで傷だらけにしてしまったことがあり敬遠していた素材ですが一目ぼれしてどうしても欲しくなり、調べてみたら扱い方に少しだけ気をつければいいのがわかったので買ってみました。今日はホーローの扱い方のお話です。
ホーローの表面はガラス質
光沢、耐食性のあるホーローは鉄やアルミニウムなどの金属の上に、ガラス質の粉末の釉薬を高音で焼き付けたもの。
酸にも塩分にも強く、匂い移りの心配もありません。オーブン、直火もOKで冷めるのも早いのでホーローのバットならそれ1つでゼリーなどが作れますし、そのまま食卓に出せる見た目も魅力的といくつもの長所があります。
一方で空焚きはNG、強い衝撃でガラス質が欠けたり傷がつきます。
また金属タワシやクレンザーは傷がつく原因、私は鍋が少し焦げ付いた時にクレンザーをつけた金タワシでゴシゴシこすっていたので自分で、傷を作っていたんですね。
焦げ付きは重曹かクエン酸で
気をつけていてもどうしても焦げついちゃうことがあります。
どうしたらいいんだろうと野田琺瑯のホームページを読んだら、
・ぬるま湯をはり重曹を入れて混ぜ、食用を2〜3滴入れて沸騰させる
・沸騰したら火を止め数時間待ち、中の重曹水をすててからガラスにも使えるスポンンジなどで汚れを落とす
・一度で落ちなければ同じことをもう一度繰り返す
とありました。
他のサイトで調べたら、重曹の割合はぬるま湯1ℓに大さじ1杯が目安のようです。
普段の汚れは食器洗い用洗剤、ガラスを洗ってもキズをつけないスポンジ類で洗うのが正解のようです。
キズをつけない調理ツールを選ぶ
当時わが家にあったお玉は金属製のものだけ、底をこするようにすくうと鍋の底にダークグレーの線が何本も残り、洗うたびにメラミンスポンジでこすって落としていました。
焦げ付き以外に私が失敗したのは金属製のお玉やスプーンを使ったこと。
その後手に入れた強化ガラスの鍋も同じようなことがありました。
そこでお玉の見直しをして、木製とシリコン製のものも用意しています。
見ためも柔らかく傷がつくこともないし、強くこすってもイヤな音が出ないのも気に入っています。
だれかを責める?仕組みを見直す?
鍋にキズをつけるたびに雑な自分にガッカリ、家族がやったら文句をいってしまう。誰もわざとやっている訳ではなくちょっとした加減でそうなってしまうのです。
木製とシリコンのお玉やスプーンを用意したらキズもダークグレーの線もつかないので、みんなが自然とそちらを使うようになりました。
もしかしたら家族は私の顔色を気にしながらホーロー鍋を使っていたかもしれません。
片つけもだれかのせいで片づかないのではなく、収納場所や収納方法が家族それぞれにあっていないのが原因だったということがあります。
出来ないことに注目するのではなく、仕組みに視点を当てると解決の糸口が見えてきます。
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