PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー マスターライフオーガナイザー(R)&防災士の谷歩です。
日本で1年間に捨てられる食品は約600万t、ひとりあたり年間で約47㎏にもなるそうです。ひとりあたりでは毎日ご飯1膳分くらい。食べ物を捨てるのは後ろめたいので極力むだがないように気を付けていますが、わが家では処分する量が増えたことが2回ありました。今日は食品ロスが多かったときのワケをお話します。
冷蔵庫整理でレジ袋1袋処分
いつものように買い物をして食品を冷蔵庫に入れようとしたら、冷蔵庫も冷凍庫もいっぱいで新しく買った食品を入れるために古いものを捨てるのを繰り返していた時期があります。
その量は1カ月で2ℓのペットボトルが2〜3本入るレジ袋1袋分くらいだったと記憶しています。常温保存の食品も賞味期限切れがいくつもあり、処分するたびにその量に驚いていました。
生活パターンの変化と買い物量
食べ物を粗末にするのは良くないし、お金を捨てているのも同然。気をつけなくちゃとは思っているのに、半年くらい同じことを繰り返している自分がだんだん情けなくなって来ました。
このモヤモヤを解決したのは、雑誌の片づけ特集で読んだパントリーの事例の記事をふと思い出してしたこと。家族構成や生活パターンが変わっても買い物の仕方を変えていなかったので、食品などで中に入るのも大変なパントリーを片づけるお話でした。その記事を読んだのは娘が育ち盛りで食事作りに追われていたころ。来客が減ったり子どもが独立して作る量が減っているのに、どうして以前のように買い物をするんだろうと疑問に思いながら読みました。
三分の二を意識したらロスが減った
最初に食品ロスが増えた時期は、娘が高校を卒業してお弁当作りがなくなり、さらにお友達と夕飯を外で食べることが多くなっていたころ。
家で食事をする人数が減ったことは頭では分かっていましたが、行動がついていってなかったのです。普段の料理は目分量で作っても3人で食べるのに程よい量になっていました。買い物もついつい以前のまま。たくさん買って作っても冷凍しておけばいいと思っていたのですが、食べなければ減らないので残念なことに処分になっていました。
雑誌の記事を思い出して私も同じ様な状況になったら同じ様なことをしていることに気づき、買い物の量を「減らそう」から「今までの3分の2くらいにする」ことを意識してロスを減らしました。
2回目は娘が独立したころ。コロナ禍でスーパーの棚がスカスカになった少しあとだったのもあり、多めに買っておきたい・買い物の回数も減らしたいという思いから家族が減ったのにまた買う量が増えた結果、食品ロスも増えていました。この時は防災備蓄も含めてどのくらいの食べ物があれば何日間は大丈夫かと、必要な食品量を見直すことでロスを解決。
食品に限らず、家の中のものの量が増えれば収納場所を考えたり管理にも気を使うことになります。
私のように暮らしに変化があったあとに片づかなくなることも多くあります。頭の中と行動の2つを整理し片づけるキッカケになる講座を開催します。
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