【防災】パッククッキングは行動の備え

PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー  マスターライフオーガナイザー(R)&防災士の谷歩です。

先日の地震で被災されたかたに心よりお見舞い申しあげます。

いつかやってみたいと思っていたけど、なかなか出来なかったことのひとつがパッククッキングでした。チームの仲間を誘ってチャレンジしたあと、ワークショップとして4回目の開催をしました。今日は片づけのプロがなぜパッククッキングなのかをお話します。

目次

片づけのプロがパッククッキングを進める理由

先日の地震では都内でも停電になった地域もあり、その影響でメンバーの山口の家ではシャワーが使えなくなりました。
暗い中で安全を確保するためには、床に物が置いてないとか本棚の上などにものが置かれてていないといったことが重要になってきます。片づけのお手伝いに伺ったときにも、使いやすく戻しやすいことにプラスして安心安全であることも意識しています。そんな思いや、収納などで気を付けたいことなどをお伝えしたくてパッククッキングのワークショップを始めました。

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温かい食事

電気が3時間以上止まったときはまず冷蔵庫の冷蔵室の生鮮食品を使い、次に冷凍庫のものを食べるといいそうです。
その時もし水道も止まっていたら洗い物もできないし、いつものようにふんだんに水を使っての調理もできません。そんな時は不安でいっぱいになりますが、ほっと一息つける温かい食事を用意できるのがパッククッキングです。

2回3回と参加してくださる理由

繰り返し参加してくださっている方が、パッククッキングが必要になったとき家にどんな食材があるか分からない。それに何回も作って慣れておけば、いざというときに慌てず家族に温かい食事を食べてもらえるからリピートしてるとおっしゃっていました。
私自身もいくつものレシピをみながら試作を作っているうちに、わが家にあった味や食感にアレンジができるようになっています。

試食タイムは情報交換タイム

今回はキーマカレーとじゃがりこを使ったポテトサラダを作りました。
試食をしながらのおしゃべりは、それぞれが作ったものの味や良かったこと、工夫したことや反省点もシェアします。また長期間水が出ない生活をした時のこと、私自身が日用品や水などの備蓄が無かったりお風呂が壊れて困ったことなども話題になります。


また非常持出し袋はどこに置くのがいい?といった質問から、ものの持ち方や収納で気をつけたいことなどの話になることも。

30年くらい前、東京で夜間に大きな地震がありました。揺れが収まってからしばらくして寝ようと寝室に行って目にしたのは、枕のすぐ横に落ちていたコンクリートの塊。小玉スイカくらいの大きさで、壁と天井の境目の部分から落ちたもの。すでに寝ていたら頭に当たっていたかもしれません。
それからすぐベットも家具の配置も見直しました。以後は背の高い家具の上に置いてあったものを見直しながら収納に収まるだけの物を持つこと、避難を考えて床置きはしない、家具は倒れないように手を加えるようになりました。

次回のパッククッキングは5月上旬、メニューは牛丼とコールスローの予定です。

快適に、安心安全に暮らしたい。そのために片づけたいけどどこから手を付けようか迷っていたら、片づく手順や考え方が分かるライフオーガナイザー入門講座をおススメします。

オンライン

4月17日(日)10:30~13:00 ライフオーガナイザー入門講座「思考の整理編」
4月17日(日)14:00~16:30 ライフオーガナイザー入門講座「空間の整理編」

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