PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー マスターライフオーガナイザー(R)&防災士の谷歩です。
私が一番手放しにくいもののは本。賢い人になりたいという願望の象徴が本のようです。でも今年の夏に手放してもいいかもと思えることがあり、減らそうと決めてから1カ月半でようやく行動に移すことにしました。本の整理が進んだ自分への問いかけをシェアしますね。
本棚に収まっていればいいのか?
手放しにくいといっても収納場所には限りがあります。なので本棚から溢れたらその分は手放してきました。ただこの1年ちょとは上手く循環できずにいて、本棚の中もギュウギュウでした。本棚と言っても本のためのスペースは段と少しですが、前後2列でかなりの数になります。
私にとって「本」を持っている意味
現在進行形で読んでいる本以外、持っている本はすべてひと通り読み終わったもの。何回も読んでいる本、仕事や勉強で必要な本もありますが、読み返したいとか読み返さなきゃという本も多数あって本棚の扉を開けるたびに気になっていました。
それでも手放せなかったのは、いつか必要になる情報があるかも、ちゃんと頭に入っているかなといった欲や不安、そして私にとって本とは自分の知識を増やすものであり、本がたくさんあることは自分の知識がたくさんあるような錯覚があったからかもしれません。
コロナ感染疑いで気がついたこと
お盆のころコロナに感染したかもしれないということがありました。ホテル療養もしくは入院となったときのための持ち物をまとめていたとき、無意識に数冊の本などをバッグに入れていました。慌てていた時に用意した本が「いまの私に本当に必要」な本なんなんだとしみじみ感じました。結果的にはコロナ感染は陰性で入院セットも本なども出番はありませんでしたが、これが「持っているだけで安心」な本を手放そう決めたきっかけになりました。
手放す準備が整ったあとの気持ち
手放すと決めてからもなかなか選びきれなくて、2回3回と少しずつ袋に入れていました。でもいまの私が望むスッキリした本棚にはほど遠く、片づけ作業に行くある朝に「30分で処分する本を選び、いつでも出せるように袋に入れてから仕事に行く」と急に思い立って実行。
ちょっと迷う本もありましたが家を出る時間が決まっているので、迷ったら処分にして帰宅後にその本だけもう一度見ればいいと考えて家を出ました。
実際は帰宅して袋を見たら、もう見直さなくてもいいなと気持ちが変っていました。なぜならパンパンになった袋とは逆に本棚はスッキリ。そんな本棚を眺めたら気分もスッキリ。必要なときはその時必要な本が手に入るだろうと思えるようになりました。
オマケは、本を前後2列に入れたときに後列のタイトルが見えるように仮で入れたはずの空き箱と高さを出す便利グッズが不要になったこと。物が少なければ収納テクニックの類も不要になります。
袋に入れた本は、資源回収の日までに売りに行くか図書館など寄付できるところに行けなかったら、今回は資源回収に出す予定です。