【クローゼット】「着る服」を増やす方法

クローゼットの片づけ作業（オーガナイズ作業）に伺うと「クローゼットにたくさん服がある、だけど着る服がない！」というお悩みをお持ちのお客様は本当に多いです。

実はその「たくさんある」が、「着る服がない」の原因になっていることもあります。

先週はコーディネイト目線でお伝えしました。

今日はお手入れ目線でお伝えします。

着たいけど着れない服

以前の私は洋服をたくさん買って今の３倍以上の洋服を持っていました。

でもいざ着ようと思ったら

・アイロンがかかっていない

・洗濯をとりこんだままイスの上に積み上げて、お目当の服を見つけられない

・ほつれていたりボタンが取れていたりしてすぐに着られない

こんな理由でいつも「着たいけど着れない」ばかりでした。

 

 

洋服がたくさんあると、アイロンも洗濯物の片づけも億劫で「後でまとめて」とためてしまいがち。

ボタンが取れていても「後でつけよう」とその日は違う服を着て外出して忘れてしまい、次、着ようと思ってボタンが取れていて、「後でつけよう」と・・・の繰り返し。

せっかく持っている服が着れないことがとても多かったです。

着れない服はもってないのと同じこと！

洋服を減らした今は、アイロンも、洗濯物も、ボタン付けもすぐにやらないと「今日着る服がない！」なのでためなくなりました。

結果として服の数が少ない方が着たい服が着たいタイミングで着れるようになりました。

今の私のクローゼットはオール一軍、いつでも着れるようスタンバイしてくれています。

 

 

服だってストレスを感じています

クローゼットのハンガーバーにギュウギュウに服がかかっているとどうしてもシワになります。
出し入れのときにも両脇の服を押しよけ、スペースを開けてハンガーをかける。

出すのも片づけるのもストレスです。

それに人だけではなく服だって同じようにストレスを感じています。

ギュウギュウのクローゼットは洋服のおしくらまんじゅう状態。

せっかくクリーニングに出した服もシワができてしまうし、洋服どうしの摩擦で毛玉も出来やすくなります。

人にも服にもストレスがない状態にするためにはハンガーを持った手がスムーズに入るくらいのゆとりが必要です。

 

 

ハンガーバーの幅が100㎝、服のかかったハンガーの厚みが平均３㎝だとしたら、計算上では約33着かけられます。
でもスムーズな出し入れに必要なゆとりを１着分プラス手の厚みだと考えると、このバーに掛けるのは31着までがオススメです。

 

ハンガーの数をPRECIOUS DAYSのメンバーにインタビュー！

 

名前	バーの長さ	ハンガーの数	一本あたりの幅
谷	60センチ	18本	3.3センチ
下村	180センチ	52本	3.4センチ
高橋	83センチ	46本	1.8センチ
松本	134センチ	59本	2.3センチ
滝口	130センチ	50本	2.6センチ
こまだ	100センチ	42本	2.4センチ
鈴木	50センチ	33本	1.5センチ
山口	115センチ	47本	2.4センチ

（みなさんご協力ありがとうございました。）

オンシーズンの服だけの人と通年の服をかけてる人がいます。

私のクローゼットは60センチのバーが前後２本ですが、奥のバーはオフシーズンの服と月に１回着るかなぁという服。なので普段着ている服をかけている手前のハンガーで考えました。

また全ての服をハンガーにかけている、ハンガー収納以外に畳んで収納してい服もあると様々ですが、ここでは服の持ち数ではなくハンガー収納の出し入れのしやすさのみに注目。

 

８人の結果で、ハンガー１本あたりで使うバーの長さが２センチ未満だと出し入れの時にストレス（服のストレス）があるようでした。

計算の仕方は

ハンガーバーの長さ÷ハンガーの数 ＝ハンガー１本あたりで使うバーの長さ

 

そして

服にも人にもストレスがないハンガーの数は

ハンガーバーの長さを３で割ると出てきます。

たとえば高橋の場合であれば86センチなどで

86 ÷ ３　＝28

28本にするとストレスがないということ。

人にも服にも出し入れのストレスを軽減する目安になるので、心当たりのある方はお試しくださいね。