【持ちたい量と持てる量】テラスの工事で感じたこと

PRECIOUS DAYS　整理収納サポートメンバー 　マスターライフオーガナイザー(R)谷歩です。

連休明けからテラスの防水工事が始まり、事前にテラスにある植木たちをとなりのベランダスペースに移動させる必要がありました。どうにかこうにか大移動をし無事工事をすることができましたがかなり大変でした。今日はその時気がついたことをお話しします。

大小50の植木鉢の大移動

広いテラスに引かれてこの家に引っ越してきました。どんどん植木を増やし、さらに植え替えの時に鉢を大きくしたのもいくつかあります。

普段の手入れは私がやっていますが、大きな鉢の場所替えなどは夫にも参加してもらってテラスで過ごす時間を家族で楽しんでいました。

しかしテラスの塗装工事をするとのことで、工事の打ち合わせに業者の方がいらっしゃいました。

そして

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="1.jpg" name="業者さん"]たくさんあって大変でしょうが、始まる日までに全て移動してテラスをカラにしておいて下さいね[/speech_bubble]

と言われて一瞬頭が真っ白になりました。

頼みの夫は単身赴任中、週に一度帰ってくるかこないか。しかも2人では移動が難しい大きな鉢もある。
頼める人も近くにはいないしどうしようか考え、ダメでもともとで工事の方に思い切って大きい３鉢の移動のお手伝いをお願いしました。

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="1.jpg" name="業者さん"]分かりました。人手の手配をしますね。[/speech_bubble]

ありがたいことに気持ちよく引き受けてくださり、大量の植木鉢をベランダスペースに移動させることができました。

片づけカウントダウンスタート

ここしばらく、私は仕事も忙しくなり、一人暮らしになった母の所に頻繁に帰るなどで、テラスの手入れは最低限で手一杯。

数鉢ずつ順番にやっていた植え替えもここ２年くらい出来ずにいいましたし、数少し減らしてもう少し管理を楽にしようかとも考えていました。

雨漏りをしていた木製の物入れも処分しょうと思いながらも手付かず。

植え替えと物入れのことがいつも頭のどこかにあったので、今回テラスをカラにするのはいいキッカケです。

工事の日にちが決まったことでテラスの片づけのカウントダウンが始まり、大まかな予定を立てて、少しずつ行動を開始することが出来ました。

持ちたい量と持てる量

私にとってテラスで植木を眺めながら過ごす時間は、考え事をしたりホッと一息ついたりする充実の時間です。植木たちは私の大切な宝物、ずっとそう思っていました。

しかし、ガランとしたテラス、移動した植木鉢でいっぱいで出ることも出来なくなったベランダを見て、全部大事と思っていたけど「大切にしていたか」という疑問が湧いてきました。

大事なら忙しくても時間を作って植え替えをしたり、メンテナンスもしていたはずです。

「植え替えをしなくちゃ」「片づけをしなくちゃ」こんなふうにいつもどこか心の中にで負担になっていたのは自分が持っていていい量（管理できる数）を超えて持っていたからでした。

さらに移動させることも自分たちではできず人の手を借りることになったことで、自分で管理できる大きさを超えていたことにも気づかされました。

今回のことで鉢の数を減らすこと、大きな鉢は小さく植え替えることを決めました。

「全部出す」はオーガナイズの第一歩

今回私はテラスの防水工事という切羽詰まった状態になり、テラスの植木たちを一つ一つ運び「量」を実感しました。

そしてお手入れも含めて自分が快適でいられる植木の量もわかりました。

整理収納サポートでお客様のところに伺い片づけを始める時も一度「全部出す」をやります。

キッチンやクローゼット、リビングの書類などを、エリアごとではありますが、全部出して一か所に集めるとお客様はその量に「え？こんなにあるの？」と驚かれます。

でもその自分が持っている量を知ることこそ片づけの初めの一歩、今回のテラスの一件で改めて確信しました。

「全部出し」を一人でやる勇気がなければ、私がサポートします。