【実家の片づけ】作業部屋なのに作業できない部屋

こんにちは

東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの整理収納サービスPRECIOUS DAYSメンバー

クローゼットオーガナイザー(R)高橋朋子です。

 

 

現在、月に1度、実家の片づけサポートに行っています。今月で、4回目。モノの要不要の仕分けに慣れてきた母ですが、趣味のモノと洋服は難航しました。そして、この2つがこの作業部屋を作業できない部屋にしていました。

目次

作業を始める前の声かけは安全・衛生・健康が大事

作業を始める前に、「どんなお部屋にしたい?」「この部屋で何ができたらいい?」と母に質問しても「何もない」と答えます。ですから、こちらから「ホコリや湿気がひどいので、窓が開けられて風通しのいい身体にやさしいお部屋にしない?」と安全面、衛生面、健康を考えてやることを伝えています。

趣味のモノで占領された部屋

10年ほど前から編みもの教室に通っている母。赤丸で囲んだ部分が編みものが置かれていた場所です。出窓にも大量に置かれていました。以前は、ここで編みものをしていましたが、最近は、物置きになっています。どんどんモノが置かれて、何がどこにあるか分かりにくい状態。床には、組み立てていないカラーボックスや季節家電、置き場所に困ったモノが置かれ、部屋全体が雑然としています。

まずは、大量にある毛糸と編みかけのモノを全て出し、母に「続きを作りたいモノ」だけ選んでほしいとお願いしました。すると「全て作るつもりで毛糸を買ってるんだから全部いる」と答えました。何年も続きを編んでいる様子はありません。

「編めそうなモノや編みたいモノだけを10個くらい選べない?」と伝えると「選べない」と答えました。今つくっている作品も終わらせるのに大変な状態なので、今後も編むことはないでしょうが、全て取っておくことにしました。最新の3つを残して、別の部屋に移動ししました。

たくさん洋服があるのにいつも同じ服を着ている問題

母に会うと、いつも同じ洋服を着ています。毛玉のついたニットやよれたシャツのことも多い。新しい服があるのにいつも古い服ばかり着ている母。

母に「新しい服やバッグを使った方がいいんじゃない?」と言うと、「これは、よそ行き」「これは、お葬式の時に使う」など、〇〇専用がとても多いのです。そして、自宅にいるときは、服2、3枚を回して着ているようです。

しかも、洋服は、タンスにはしまわず、イスにかけているだけ。数えてみると、下の方に夏服もあり10枚以上。これって、下にある洋服は忘れられて上の方の服しか着ない仕組み。

さて、洋服を集めてアイテム別に分けてみると、袋に入った新しい洋服やバッグがたくさん出てきました。母も買ったことを忘れています。


要不要の判断をお願いするとほぼ残したい洋服だったので、
・新しい洋服
・夏服
・今着ている洋服
・小物(下着や靴下)
に分けました。

・新しい洋服と夏服は衣装ケースにまとめ別の場所に
・今着ている洋服は、収納ケースとして使えそうなものが少なかったので、ハンガーラック、引き出しケース、畳んで置くだけにまとめました。

洋服はあまり減っていませんが、着ている洋服と着ていない洋服がわかれたことで、パッと見て選びやすくなったはずです。
実は、まだ別の部屋に洋服が大量にあります。今後も「減らす」ではなく「分ける」作業が続きます。

作業スペース復活

母の頑張りで作業スペースができました。部屋が広くなったようにみえます。
次の日、母に「窓開けた?」と連絡をすると、「お天気がいいので窓を開けて風を入れています」と返事がきました。
今まで、出窓の窓が開けられなかったのは、モノが置かれ開けることが出来なかったから。そして、部屋にあった大量のモノたちが減ったことで、情報量が減り、気持ちに余裕ができたのかもしれませんね。
部屋が変われば、気持ちや行動も変わります。

 

 

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