8月30日〜9月5日は防災週間、そして防災の日の9月1日は防災用品点検の日でもあります。
自然災害が多くなっている今年も7月8月の豪雨でたくさんの方が大変な思いをされています。そのニュースの中で気になったのが、停電でエアコンが使えない状況での暑さ対策のことでした。そこで、今日はすぐにできる暑さ対策のお話です。
防災の日は防災意識を高める日
1923年(対象2年)9月1日に関東大震災が発生しました。そしてこの日は立春から二百十日、台風が多い日とか風が強い日と言われています。実際に関東大震災があった日も台風の影響で強風が吹いていたそうです。
大変な被害をもたらす自然災害はその後もたびたびおきていて、防災の意識を高めるために1960年(昭和35年)に内閣の閣議で制定された特別な日です。そして防災週間は、地震や台風や豪雨などから命を守るには、何をすればいいかを考えたり準備を意識しましょうという期間になります。
もしもの備えの3つのポイント
ポイント1 は、もの。
非常持ち出し袋、水や食料や衛生用品などのローリングストックを含む備蓄、非常用トイレ、懐中電灯と乾電池、ラジオといった防災グッズです。
ポイント2は、計画。
大雨・台風・地震など想定される災害によって全部で8種類あるハザードマップ。地域の特性もあってか自治体によって作っている種類はまちまちですが、このハザードマップを元に、もしものときどんなタイミングでどんな行動をするのかなどを決めたマイタイムラインを作ること。
ポイント3は、動く。
非常用にと買っておいた食品が口に合わなくて食べられない、用意したグッズや自家発電の切り替え方が分からない、マイタイムラインを作る時に決めた避難場所や集合場所の道がガレキや冠水で通れなない。こういったことが無いように実際に食べてみる、使ってみる、歩いてみることが大切です。
季節にあった備え
冬なら使い捨てカイロ、ヒートテックやダウンなどの体を温めてくれるものが必要ですよね。では夏はどうでしょう。震度以上の地震では発電所が安全のためにストップする可能性が高いし、台風などで電線が切れたりすれば電機は止まってしまいます。そうなると酷暑が続くいま、エアコンも冷蔵庫も頼りにならない。実際にこの夏の台風などで停電になった地域の方たちが、暑さに苦労したことがニュースで伝えられていました。
暑さが苦手な私は水やトイレと同じくらい心配。そこでいろいろ調べ、できる範囲で準備をしています。
冷蔵庫は停電になってから扉の開け閉めを全くしなければ2~3時間は冷えた状態にあるそうです。その後は冷凍庫の保冷剤や凍らせておいたペットポトルの水などを冷蔵室に移すことで、庫内の温度があがるのを遅らせることができます。わが家では冷凍用の小さな引き出しスペースを保冷剤スペース、引き出しの中がトレイで3段になっているメインの冷凍室の一番上の段はアイスノンと氷のストックにしています。冷蔵室の一番上の段は高くて見ずらいのもあって、奥はパウチ飲料と経口保水液類の場所になっています。夏の間は麦茶や水なども多めに入れています。
ほかには体を冷やすものとして、クール系の汗拭きシートやたたくと冷える瞬間冷却パック、気休めかも知れないけどウチワと扇子。そしてクーラーが使えないとしたら風を通すために窓を開けるので、蚊取り線香と虫よけスプレーとかゆみ止めも用意しています。ポータブルバッテリーも買ってありますが、スマホの充電メインに考えたコンパクトパタイプ。弱運転の扇風機を試したら数時間は動かせました。
停電の期間は災害の規模にもよりますが、2日前後で復旧することが多いようです。まずは3日くらいをしのげる準備をしました。
非常用に何をどのくらい用意すれば何日くらい何とかできるということが分かってから、以前のように漠然とした不安がなくなりました。何が足りていて何が足りなくて用意しなくちゃいけないのかと悩むことも無くなりました。これは買いすぎたり、味が家族に口に合わないなどの失敗もしながら、わが家に必要なものとその量を整えて来たからです。
この経験をもとに作ったリストや情報をワークをしながら「わが家にあった準備」ができるオンライン講座を、9月16日(土)10:00~12:00に開催します。
防災・片付けのオンライン無料相談会も随時募集しています。