沖縄から東北北部まで梅雨入りしました。雨が多い季節は、降ってくる雨だけでなく、流れていく方の雨にも注意が必要です。先日の大雨のとき目黒区では避難所が設置されました。以前より急な豪雨、それが長時間続くことが増えています。そんな状況で、排水口が落ち葉やゴミなどで塞がっていたら、雨水はどんどん溜まってしまいます。今日はこの時期ならではの家の外回りそうじが身近な防災になるお話です。
ベランダから床上浸水の危機
数年前、バケツをひっくり返したような激しい雨が降り出して一時間近く続いたことがありました。降り始めからしばらくしてルーフバルコニーの出入り口から外を見たら、数センチの雨水が溜まっていたことがありました。約21㎡のルーフバルコニーの5分の1くらいの範囲で、溜まっている場所は出入り口になる窓の前です。
ルーフバルコニーと室内間のサッシのレールは、床面から15㎝くらいの高さのとのところにあります。たまたまこの窓から雨の様子を見たことで分かった、室内に雨水が入ってしまいそうな状況。わが家はマンション4階。全く想像したことのない出来事でした。
慌ててベランダ側の様子を見ると、こちらは降ってくるそばからどんどん排水口に流れていたのでホッとしました。
雨水がたまった原因
慌てながらもルーフバルコニー側だけなんで雨水がたまってるのか不思議で、もう一回外をよく見ると排水口のところに中に落ち葉や鉢から流れ出た土が入らないようにかぶせてあった人工芝のマットが落ち葉で隠れていました。
普通の雨量ならそれでも流れていたのですが、豪雨では排水が追いついていなかった。道を歩いていても同じような光景は見たことがありましたが、まさかわが家で見ることになるなんて本当におどろきました。
結局土砂降りの雨の中、排水口の落ち葉をかき集める応急処置をしました。翌日雨が上がるのを待って全部で3か所ある排水口を大掃除。季節によって落ち葉の量が変わる、植え替えをした後は土も流れる量が多いので、今は月に1度はよく見て必要そうなら掃除をすることにしています。
ベランダのお隣さんへの小さな気遣い
集合住宅はベランダの排水溝がお隣さんと共有になるケースが多いと思います。以前住んでいたマンションの管理組合の総会で、ベランダの仕切りの隙間から隣家の落ち葉が入ってくるという話がありました。
申し出た方は、落ち葉の元となった家は気づかないだけだと思うけど、やっぱり気になるので思い切って話した、とおっしゃっていました。幸いわが家が原因ではなかったのですが、言いにくいことを勇気を出してシェアした気持ちも、不愉快な人がいることも合わせて、そのときの言葉はずっと残っています。
わが家は、お隣さんとの間の排水溝に古くなったスダレを切ったものを固定しています。さらに排水口のところには大容量の玉ねぎが入っていたネットを被せてあり、これもルーフバルコニーの掃除のときに一緒にキレイにしています。
数年前の雨の時、もしルーフバルコニーに水が溜まっているのに気づかなかったら?もし香移出していたら家の中は水浸しだった?と考えるとぞっとします。
思いもよらないことで、大変な事態になることもあります。
もしものときの備えも見直してみると、自分の家では要らないものや不足しているものなどが分かります。
・非常元出し袋を用意しなくちゃと思っているけど、まだ用意していない
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蒸し暑さも気になる季節、非常持ち出し袋も備蓄も夏バージョンに入れ替えのヒントもお伝えします。
6月25日10:30~12:30