わが家は夫と私の2人分の水や食品は1週間以上安心できる量をローリングストックで用意し、トイレットペーパーは約3カ月分くらいを備蓄しています。猫のハタくんの分も同じようにストックを持っていますが、人間とは違う準備の仕方になっています。今日はペットのための備えのお話です。
ペット用のものは人間用より多めに備蓄
もし大規模災害が起きたら、物流は人間優先になることが考えられると聞いたことがあります。そうなるとペットフードやトイレなどは、私たちの分より長い期間の分を用意しておきたい。でもどのくらいの期間をまかなうかがが悩ましいですよね。
私が参考にしたのは東京都防災会議が被害状況や復旧などを時間軸で発表したことを東京新聞がまとめた表です。災害発生から1カ月経っても寸断された道路の中には復旧できない場所もあることから、キャットフードもトイレも1カ月分以上は必要と判断しました。
わが家は3カ月分を目安に決定
先の紹介記事のタイトルに書かれた「首都直下地震の被害 一人一人が想像を」という都の担当者の言葉にハッとしました。
道路や物流の復旧に時間がかかる可能性がある、ペット用品は後回しになるかも知れない。さらに調べてみたら東日本大震災が発生して間もないころは、ガソリン不足とペット用の救援物資を運ぶ車が緊急車両として認められず物資を届けられなかったことがあったそうです。
いろいろ想像して1カ月分以上の備蓄は必要と感じる。でも具体的に何カ月分を用意するかは手がかりがありません。
そこでわが家で一番多いストック品であるトイレットペーパーの備蓄量の3カ月を基準にしました。何かと同じ量なら、買い足すときなどにパッと量を思い出せて便利だと考えたからです。1カ月分がなくなったら減った1カ月分を買い足して、最低2か月分はストックする仕組みにしました。
避難用のキャリーバックには猫用避難グッズ
災害が起きた場合、わが家は基本的には自宅避難を想定しています。でも一時的に自宅にいられず避難となったら、猫も一緒に行動することも考えてキャリーバックを用意しています。
このキャリーバックは動物病院に行くときのものとは別。慣れてもらうためにリビングに置いて、いつでも出入りできるようにしてあります。気が向くとこの中で寝ていることもあるので気に入ってくれた様子。しかし病院に行くときに使っているキャリーバックには良い思い出が無いようで、なかなか入ってくれません。これが病院用と別にもうひとつ用意した理由です。
バックの奥にはファスナー付きビニール袋にハーネスと保存容器を2つ入れています。保存容器の中には約2食分のドライフードとチュールをセット。外ポケットにはペットシーツと防臭効果のある袋が2枚づつ入っています。普段のトイレは専用の砂ですが、旅行などで動物病院に預けたときはケージ内でペットシーツにトイレをしているので、避難用はペットシーツにしました。
とっさに避難する場合はこのキャリーバックに猫を入れたらすぐに外に出られます。水は私たちの持ち出しの水を分けます。日本の水のペットボトルなら軟水なのでペットにも害はないそうです。
ペットのための備蓄や避難の準備なども仕組みを作ると楽になります。猫にはキャリーバックに慣れてもらうのと同じように、時々ハーネスもつけて避難訓練しています。
慣れると言えば、パックックッキングも慣れておくといざというときにサッと温かい料理が作れるようになります。
パックッキングのワークショップ6回目は「もしもの時だからこそ食物繊維をとりたい!」がメニューのテーマです。
オンラインワークショップ
10月29日(土)10:30~12:00
参加費 1,100円(税込)
ZOOMでつながりながら、参加者の方々と同じメニューを作っていきます。