【年越し大祓】今年後半をリセット 

PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー  マスターライフオーガナイザー(R)&防災士の谷歩です。

年末の大祓いが近くなりました。毎年6月の夏越しの祓い(なごしのはらい)、12月末の年越しの大祓いには自宅近所の神社に行って人形(ひとがた)を納めています。私はこの行事を半年分の厄払いをしながら、振り返りと次の半年をどう過ごすかを考えるタイミングと考えています。今日は大祓にまつわるわが家のお話です。

目次

年末の大祓いとは


神社本庁のホームページによると「常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としている」とあります。
6月、12月に入るとお賽銭箱の近くに人形の入った小さな封筒が置かれ、中に白い紙の人形が入っています。この人形に名前と生年月日を書いて息をフーッと吹きかけて、自分の厄を人形に移す。その人形を初穂料とともに社務所に納めます。

神社に納める時期

本来は月末のようですが、6月12月とも28日に大祓が行われる所が多いようです。だからその月になったら意識して早めに神社に行き人形をもらって、27日までに神社に納めに行きます。神前に藁や茅を編んだ茅の輪が用意され、それをくぐって参拝できる神社もありますね。

大祓を意識する理由

厄を払ってもらいご利益にあずかりたいという気持ちはもちろんですが、もうひとつ理由があります。
気分もあらたに新年が始まり、春には新年度が始まる、1年の前半は暮らしに変化も多い時期。つい目の前のことに追われがちですが、6月に入ってからちょっと立ち止まって振り返りながら、その後の生活や仕事のペースなどを考えられる。また12月はお盆のお休みでひと息ついたあと時間が経っているのと、どうしてもバタバタなスケジュールになりやすい。ここで神社に行く日を意識することで、私にとっては時間の使い方を考え直すいいキッカケになります。

予定を共有したら起きた変化

人形をもらって自分と夫がそれぞれ名前などを書いて息を吹きかける、やることを書いてみると3分もかからないようなことですが、タイミングによってはすぐにできないこともあります。そして近所と言っても神社があるのは普段の通る道ではないので、行くための時間が必要。
私の中で気持ちやおおまかなスケジュールを考える区切りの行事なので、神社に行くのは自分の役目だと思い込んでいました。だから私の都合で「人形を早く納めたいから今日書いて」などと急がせてお互いにイライラすることも。でも最近は27日までに納めるために夫の都合も考え2週間前にはもらっておいて、何日までに書いてほしいと伝えるようにしました。そうしたら意外なことに、夫が「〇日なら神社に行けるから、かわりに行こうか」と言ってくれるようになりました。ちょっと立ち止まって、何が目的でどう進めたいかを整理したことで起きた嬉しい変化です。
仕事の大まかな予定や家族関係の予定の共有だけでなく、細かなことでも相手の都合も考えないと気持ちよく進められないことを実感した出来事でした。

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