初めて買った食材を上手く使い切れなかったことはありませんか?私にとってはフライドオニオンがそのひとつでした。パッククッキングで使いたくて買ったのですが、数回の使用では無くならない。使い切るためにアレコレ考えて使っているうちに、今ではすっかりわが家のレギュラーになりました。今日は簡単で美味しいレシピをご紹介します。
ハンバーグ編
ハンバーグを作る時に面倒に感じていた玉ねぎの下ごしらえ。みじん切りにして色が変わるまで炒めて冷ましておく、意外と手間ひまがかかります。玉ねぎを炒める理由は、炒めることで辛み成分がとんで甘みとコクが出る、水分が減るのでハンバーグを焼いているときに割れにくくなるからだそう。
このいためた玉ねぎをフライドオニオンにチェンジ。最初に作ったときにいつも通りの量の塩こしょうを使ったら、仕上がりの味が濃くなってしまいました。これはフライドオニオンに塩が含まれているのを見落としていたのが原因。その後味つけの塩はなしにしてコショウのみを下味に入れてますが、充分美味しくできます。何回か作るうちにパン粉を牛乳に浸すときにフライドオニオンも一緒に浸し、少しふやかしてからひき肉とこねるようにしたら、こねるときに手に刺さることもなく、仕上がりの食感もなめらかでした。
分量は、合い挽きのひき肉約800gにフライドオニオンが大さじ4程度を使用。牛乳はパン粉をふやかす量に大さじ2くらいをプラスしています。
ポテトサラダ編
こちらは生のスライス玉ねぎの置き換えです。茹で上がったジャガイモを粗くつぶし、牛乳とマヨネーズを入れるタイミングでフライドオニオンを投入。ジャガイモ750グラムくらいにフライドオニオン大さじ2、牛乳はいつも作るときの量に大さじ1程度多く入れています。生の玉ねぎで作るより深みのある美味しさになります。
ポテトサラダに写真左のひき肉、ニンジン、ピーマンを炒めたものを使うことが多いです。
ご飯編
食べすぎになるくらい一時期ハマったのが、ご飯に混ぜたもの。180〜200gのご飯にオニオンフライを大さじ2分の1くらい、粉チーズを小さじ2分の1くらいを入れて混ぜるだけです。さらにシラスやかつお節をパラパラといれるとさらに美味しさアップ。
お茶碗によそってすぐ食べるとカリカリした食感、おにぎりにして時間をおくとしっとりしてまた違った食感が楽しめます。オニオンフライとチーズで充分味が出るので、おにぎりを握るときの塩はごく少量にしています。
サッといれるだけの手抜きレシピなのに、いつもよりちょっとレベルアップ。このほかにも出汁と具材を兼ねてスープに入れたり、サラダのトッピングにしたりと重宝しています。