お子さんの勉強スペースの整理収納をしたお客様から、第4子の出産に向けて別室の片付けのご依頼をいただきました。そのお部屋はママと3番目のお嬢さんの寝室であり、おもちゃや絵本のある場所。今日は安心して部屋の使い方を大きく変える片付け作業のお話です。
ロフトベッドの上下をチェンジ
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上段はママと保育園に通うお嬢さんのベットスペース、下段にはおもちゃや本棚をおいてプレイコーナーとしてお使いになっていました。ただ初夏に出産を控えたママは、上段への階段の上り下りが大変になって来たそうです。安全面からも下段に寝るスペースを作って、上段におもちゃを置きたいというご要望でした。
ご訪問前に、おもちゃと絵本で明らかに不要なものは処分しておいていただいたので、当日は下段にあったカラーボックスを上段に上げておもちゃも移動。カラーボックスは高さの関係で横置きになったので、今までぴったり入っていたバスケットは少しはみ出てしまいましたが、しばらく様子をみて必要ならバスケットを新しくすることをご提案しました。
布団は、事前に用意しておいてくださった布団用のすのこを敷き、湿気対策もバッチリです。
お客様のレイアウトイメージは、本棚を下段に置いたまま布団の足元をロフトベット下に入れ、上半身は通路スペースに出して寝る。でもこの案だと、朝起きたら布団とすのこたたんでをロフトベット下にしまうことになります。毎日この作業をするのは、赤ちゃんが生まれたら大変かもしれません。また日中に横になる場合は、枕元を上のお子さんたちが行ったり来たりすることになりそうです。なので、ベッド下を丸々布団スペース、本棚は空いている壁面に移動することをおすすめしました。これなら横になっているときに誰かが行き来してもあまり気になりません。
テレビの位置で英語教材の使用頻度が変わる
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お子さんたちが英語教材の動画を見るためのテレビですが、教材用の棚の上に置いたことで床に座って見るのには位置がちょっと高い。別の部屋で低い位置にあったときはよく見ていたそうですが、今のところに置いたらほとんど英語教材を使わなくなってしまったそうです。
そこで余ったカラーボックスを横にして高さ約40㎝のテレビ台にしました。以前の場所での高さと変わらなくなったので、またお子さんたちが英語教材を手に取ることが増えそうです。また地震などのときのことを考えても低い位置の方が安心です。
ベビーベッドの部品チェック
まだ出産まで3か月くらいありますが、クローゼットの奥にたたんだ状態でしまってあったベビーベッドも出してきました。同時にネジや付属品が全部あるかのチェックをしたところ、小さなネジが2つ不足。
メーカーにネジだけ購入可能かを問い合わせ、買えない場合はホームセンターなどで探し、それでも手に入らない場合は処分して新しいものを用意するそうです。なのでしまってあった状態に梱包しなおし、すぐに出すことが出来るよう部屋のドアの陰になる場所に一時収納してあります。実際に使うまでに時間の余裕があるから、慌てずに準備ができますよね。
片付けやすい仕組みでスッキリをキープ
前回は小学生の長女次女お2人の勉強スペースの片付けやすい仕組み作りをしました。この時のポイントは、ママの思う片付いた状態とお嬢さんたちが無理なく出来る片付けのすり合わせ。
今回のご訪問は前回から1カ月ほど経っていましたが、お嬢さんたちが率先して片付けるようになって机に上がいつもスッキリしているので、お客様自身のストレスもなくなったとお話してくださいました。
さらに3人分の引出しのうちまだ空いていた真ん中の引出しに、3番目のお嬢さんが自分でおもちゃなどを収納してありました。お姉さんたちの引出しをまねてしまいかたも工夫しているようです。嬉しそうに見せてくださる客の様子と、楽しんでしまったのが伝わってくる引出しを見て私たちは思わず歓声を上げていました。
前回も今回もご出産に向けてお客さまとご家族が楽に片付け足りものの管理が出来る、そしてストレスなく暮らせるための仕組みを作りました。
片付けられないのは人のせいではなく、動線や収納があっていない、片付けの仕組みと使う人似合っていないことがほとんどです。
この片付く仕組み作りに欠かせない考え方は、ライフオーガナイザー入門講座 思考の整理編と空間の整理編で学べます。
ライフオーガナイザー入門講座
オンライン
4月20日(木)
10:30~13:00 思考の整理編
14:00~16:30 空間の整理編
対面・さいたま市大宮
5月4日(木・祝)
10:30~13:00 思考の整理編
14:00~16:30 空間の整理編