【お客様実例】子どもの習慣が変わる片づけ

PRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー  マスターライフオーガナイザー(R)&防災士の谷歩です。

先週に続いておうちまるこどプレシャスプランご利用のお客様レポートです。

2回目は、引き戸を開ければリビングとつなげて使うことも出来る子ども部屋。
部屋を片づけた後に机の位置も変えました。この部屋を使っているお子さんが「机で勉強するって気持ちいいね!」と言って自分から宿題をするようになったそうです。

目次

子どもが机を使ってくれない理由

落ち着いて勉強ができるようにと部屋の奥に置かれた机ですが、実際には物を置くだけで引き出しの中もほぼ空っぽでした。
学用品も机とセットの本棚にしまうはずだったけど、リビングに置きっぱなしになったり、リビングに近い本棚やランドセルをおくキャスター付のワゴンに他の物と一緒にポイポイ入れている様子。
お部屋を見せていただきながらお子さんとお母さんそれぞれに使い勝手を聞いて、片づけられない理由と机を使わない理由を探します。

お子さん

・学校や習い事に行く準備の様子→部屋のあちこちに持っていくものがあるので時間がかる
・準備をするときに困ること→探し物が多い、使いたいものがすぐに見つからない
・机の場所を部屋の奥ではなくリビングの方にしてもいいか→移動してもいい、机の下に敷いてあるラグがイスのキャスターに引っ掛かるのでイスを動かすのが面倒 など

お母さん

・子ども部屋にある洋服の管理の仕方→トップスは洗濯をしたらハンガーに干してハンガーごとハンガーラックに掛ける。ボトムスや靴下などはラック下にあるケースに入れるがグチャグチャになる
・お子さんにどこまで自分でやってほしいか→できる限り自分たちで

・子ども部屋の使い方を見ていて思うこと→何をどこにどうしまっていいかが分からないように感じる。机の下のラグが少し柔らかくキャスタ―付きのイスやワゴンがスムーズに動かない


しまう場所を決めたけど、使い勝手、位置や収納のしかたが面倒に感じてしまうことが片づけられない理由になることはよくあります。

2チームになって作業開始

子ども部屋は小学5年生のお子さんの部屋。ハンガーラック半分には5才のお子さんの服がありますが、そのほかは上のお子さんの物だけになります。なので子ども部屋を一緒に片づけるのは上のお子さん。一緒に訪問している山口はデジタル系のほかにお子さん向けの講座もやっているので上のお子さんと山口のチーム、お母さんと私のチームに分かれて同時進行で片づけ開始。
まずは床に置かれた衣類、おもちゃや文具などを集めて片づけ作業のスペースを作ります。
上のお子さんと山口は床に置かれた文具、おもちゃやバックなどを集め、お母さんと私は子ども部屋からも隣の部屋からも使えるファミリークローゼットの戸を開けて続きで使える隣の部屋に子ども部屋にある衣類を移動。

そのあと上のお子さんは、学校のもの・習いごとのもの・大事にしたい小物など・お母さんに確認するものやサヨナラするものに分けていきます。

お母さんはお子さんたちの衣類全てを、よく着ている・お子さんたちが着なかったり小さくなった服・季節外・古着でdeワクチンに寄付したり処分に分類。
お子さんは時々10分~15分くらいの休憩をとりながらの作業でしたが、「探し物をしなくて済む気持ちいい自分の部屋」を目指して1日頑張ってくださいました。

お母さんにお願いしたこと


お子さんのものといっても親が子どものために買った本や洋服、おもちゃなどを要らないと言われると「え。。。せっかく買ったのに要らないの?捨てるのもったいないんじゃない?」とつい口から出てしまいます。私も娘にさんざん言っていたので、私の顔色を伺うような時期があって反省しています。

でも使うのも、使わなくても子ども部屋においておけば管理をしていくのはお子さんです。

要不要などは本人に決めてほしいので、作業前お母さんに「お子さんが要らないと言ったものはひとまとめにしておきます。後でお母さんが見直しながら、とっておきたいか処分するかを判断してください。何か言いたくなっても終わるまでちょっと我慢して下さい」とお願いしました。

お子さんが要らないと言ったもので親がとっておきたいと思うものは「親が管理する」のをお勧めしています。

たとえば親にとって思い出や想いが詰まったものを要らないと言われたらショックですが、それだけお子さんが育ったと考えています。お子さんからしたら卒業したもの、親がとっておきたいと思った時点で持主がお子さんから親に変わる。それなら親のスペースに保管場所を作るのがスマートな方法です。

ゴールの先にあったこと

「探し物をしなくて済む気持ちいい自分の部屋」を目指し見事にゴールインした」お子さん。翌日お母さんに聞かれる前に机で宿題を済ませたお子さんが言ったのが、机で勉強るって気持ちいいね。その後も自分から進んで机に向かうとが増えたそうです。
机の引き出しも山口と使う頻度や種類別に残すものだけを収めてあるので、細かいものも探さなくて済みます。

今回は片づけた後に机をリビング側に移し、リビングとつながる扉とL字型にあるキッチン側の扉をあければお母さんがキッチンにいてもリビングにいても顔が見えるようにしました。この配置はお子さん自身もとても喜んでくださっていて、ご提案してよかったなぁと思いました。
お母さんが頑張ってくださった衣類はファミリークローゼットの中も見直して、床置きの段ボール類もなくしたので今まで子ども部屋と隣室で行き来が出来なかったのが見事に開通。最後にご家族が連なってリビング→廊下→子ども部屋の隣の部屋→子ども部屋と1周。リビングに戻って来られたときの笑顔を見てウルっとなりました。

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