【東海道新幹線】エクスプレス予約で臨機応変

台風19号が近づいた3連休の前、関西から両親がわが家に遊びに来ました。引っ越しをしてから行きたいと言われつつ、なかなか予定が合わなかったこともあり、３年越しに決まった計画でしたが、台風の影響を受け予定変更をしました。

何を優先するか？を確認

両親は今回の訪問を楽しみにしていましたし、私も両親といっしょに温泉に行ったりはとバス観光の予定を楽しみにしていました。

はとバスツアーの予約もホテルの予約も万全！しかし大型台風の接近がほぼ確実なものになりましたのでもう一度、今回の訪問の優先事項を確認しました。

●一番の目的は、わが家に遊びに来ること。
●体力的な負担が少ないような予定にすること。

台風15号の影響が記憶に新しいですし、5日ほど前になった時点で、帰る当日新幹線が止まる可能性があると考え、予定を変更しました。

予定変更に柔軟なエクスプレス予約

エクスプレス予約とは、東海道・山陽新幹線の特急券のネット予約のサービスです。
私自身は、関西への帰省に使うことが多く、主に利用するのは東海道新幹線のため、JR東海のエクスプレスカードを持っています。
乗車券と指定席特急券をまとめて予約購入し、チケットレスで乗車できるEX-ICと特急券のみを予約するe-特急券の予約ができます。（自由席も購入できます。）

年会費は1000円（税別)かかりますが、それ以上にメリットが多いのです。

１．料金がお得

EX-ICで東京→新大阪の指定席に乗った場合、片道で、年会費分の1100円安くなりますし、１年中価格が同じ。

２．窓口に並ばなくてよい

関東に住み始めたころは、JRの窓口には遠く、年末年始などの切符を購入するにも時間がかかっていました。しかし、エクスプレス予約はネットで予約できるので、窓口に並ぶ必要もありません。
チケットレスで乗ることも可能、ふたり以上で乗る場合にも、e-特急券で指定席だけ予約しておけば、当日、改札の手前の指定席券売機や受取専用機で受け取れますし、乗車券もその時買えばOK。
現在は、事前予約も可能になっており、発売開始日の7日前から事前申し込みも可能になっています。

３．変更が自由、キャンセル料も安い

JRの指定席特急券は、変更できるのは1回だけですが、エクスプレス予約は、発券するまでは、変更が何回でも可能です。キャンセル料は、前日、当日であっても、EX-ICの場合には320円。e-特急券は340円です。

今回もこのエクスプレス予約の恩恵を受けました。

 

予約の変更が簡単便利

息子が小さい頃には運動会や旅行と兼ねてなど、両親は何度も関東に来ていますが、急な不幸事などで、度々、新幹線の時間を変更したことがありました。

さらに最近は高齢になり、疲れやすくなっていることもあり、変更できる方がいいと思いました。

エクスプレス予約はパソコンやスマートフォンでの予約や駅での発券が慣れてない両親には難しいのですが、今回は私自身が東京駅まで見送るつもりでしたので問題なし！

無理をしないからみんなが疲れることなく楽しめた

１泊目は温泉にも行きたいという両親の希望で箱根に皆で一泊。

2日目は都内へ移動し、日中はとバス観光を楽しみ、２泊目は自宅近くのホテルを予約していました。

しかし帰りの新幹線を予約していた12日に、台風の影響で新幹線が止まったとして、もう１泊して、翌日帰るにしても、再開の予想がつかないこと、かなりの混雑が予想されることを考えると、移動自体が大変になります。

さらに、大きな被害も予想されており、もしかしたら、停電が長引くということも考えられます。慣れない場所で長期間過ごすことになりかねないと考え、台風直撃の予報をうけ1日前倒し、旅程を1泊2日にし、台風の影響をできるだけ避けて両親が関西に帰るように予定変更しました。

 

 

私たちの仕事の状況を考えると、今後関西で暮らす可能性はほとんどありません。

だからこそ、離れて暮らす両親は娘や孫が、どんな環境で過ごしているのか知りたかったようです。

40代半ばになり、親の心配をする機会が増えたと思っていましたが、いくつになっても、親にとっては子どもなんですね。

少し早めに予定の変更を決めたことで、12日の運転見合わせの影響による東京駅での大混雑、また新幹線の大幅な遅延には遭ったものの、変更した新幹線に乗り、無事に自宅に帰ることができました。

帰りが遅くなったのは大変だったそうですが、私がよく乗る地下鉄に乗ったり、自宅から近い合羽橋散策をしたり、息子がバイトをしているお店で早めの晩ごはんを食べて、息子がかわいがってもらっている様子を見られたことなど、普段の暮らしを垣間見ることができて、1泊でも行ってよかったと喜んでいました。

これも臨機応変に気軽に予約変更ができるエクスプレス予約を使ったからこそ。

帰宅に疲れ果ててしまえば、せっかくの東京の思い出も「しんどかった」だけになってしまいかねません。

今回の出来事で、何が大事かを考えて、その大事なことをまず優先させることの大切さを実感しました。優先したいことを考えて決めたことが、満足と安心につながったのだろうと思います。

残念ながら、はとバスに乗りたいという両親の希望は叶いませんでしたが、それはまた次のお楽しみにしました。