【犬のいる暮らし】こてつ君が私にくれたもの

わが家ではパグ犬１匹と元保護猫２匹を飼っています。今の家に引っ越したことで念願の犬を飼い始めました。今日は今年６歳になるパグ犬こてつ君との暮らしで家族にどんな変化があったのかお伝えします。

犬が後おしした子離れ

飼い始めた時、中学２年生だった娘は、いたずら盛りのこてつ君になんども学校のプリントを食べられたり、ぐちゃぐちゃにされたりしていました。

ある日、学校に提出する大事なプリントを一部食べられたのをきっかけに、部屋を片づけるようになりました。

床はもちろんですが、こてつ君が届く高さのところには大事な物を置かないようになりました。部屋が片づいたことで自分のものは自分で管理できるようになりました

また一人娘ということもあり、私が過干渉ぎみでギスギスしていた親子関係でしたが、こてつ君の世話で忙しくなり、娘から自然と手をはなし、「必要な時に声かけてね」に変わりました。

すると、「あれどこ？」「これなに？」と質問が多かった娘でしたが、自分のことは自分でするようになり、困ったとき時に声をかけてくれるようになりました。話したいことがあるときは、一緒に散歩へいくようになり、親子関係もよくなっていきました。

散歩で自然を感じられる生活

こてつ君とは毎日朝晩の２回、散歩にいきます。雨だとこてつ君が嫌がるのでいかないのですが、ほぼ毎日いっています。散歩中、こてつ君のゆっくりスピードにあわせていると普段みすごしているものがみえてきます。野の花や木々をみて四季を感じたり、風や雲の動き、雨のにおいで自然を感じたりすることができました。

今日も近所の八重桜が満開になったと聞いて、ロング散歩でいってきました。時間に追われて生活しているとついつい自然に目をむけることが後回しになりますが、こてつ君との暮らしで自然を身近に感じることできています。

悲しみを乗り越える力

わが家には先代猫ちゃんがいて、こてつ君は猫ちゃんに育てられました。こてつ君がきて１年過ぎた頃、17歳で旅立った先代猫ちゃん。

猫ちゃんとの別れに悲しみ、寂しさを感じていた家族を癒し、思い出話ができるようにしてくれたのもこてつ君でした。たくさんの思い出を自然に話せるようになったし、こてつ君とのエピソードもたくさん話せて、きちんと天国に送り出せたかなと思っています。

その２か月後、私は実母との別れを経験しました。1人だったら、心も体もとことん落ちてしまいそうでしたが、こてつ君のお世話は待ってはくれません。悲しいけど、お散歩にいかなければならないし、時間通りご飯をあげないといけない。私を悲しみから現実にもどしてくれた大切な存在です。こてつ君がいなかったら、どちらも乗り越えられなかったかもしれません。

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