私は、クローゼットの整理収納サポートをさせていただく機会が多いのですが、みなさんが共通することは、洋服がベッドや床に置かれていること。フルタイムでお仕事をされていると特に洗濯家事が滞りやすいのを感じます。プチストレスの洗濯家事をラクにするコツについてお話します。
洗濯家事動線はスムーズに
家事には、料理、掃除、片づけなどいろいろとありますが、その中でも洗濯は、服を洗う→干す→取りこむ→たたむ→しまう と行程が多く時間がかかります。だから、洗う~取りこむまでは頑張っても「たたむ」は後回しになりがち。そうすると洋服が、イスやソファ、ベッド、床の上に一時置きになり、後でやる時間もできず、そこから洋服を探すように。「2~3枚で洋服を着回しています」なんてこともお客さまからお聞きします。
こうなってしまうと、クローゼットの洋服たちの稼働率はゼロ。悩んで時間をかけて購入した洋服やお気に入りの洋服たちの出番はなく残念な状態になってしまいますよね。
クローゼットが使いにくい場所にあるのであれば、スムーズな動線を考え、別の場所に収納スペースを作ってもいいのです。
例えば、
お子さんが小さい場合、リビング周辺でお着替えをするなら、リビングに引き出しやラックを置いたり、ベランダに近い部屋をファミリークローゼットにすれば、取りこむ→たたむ→しまうが一気に終わります。
ご自宅の図面に、現在の洗濯機置場、干す場所、たたむ場所、収納する場所に印をつけ、あなたの動線を描き見直してみましょう。もっとスムーズに動けないか、もっとよい収納場所はないか見直してみてください。
ドラム式乾燥機でラクに時短
私は、15年ほどドラム式洗濯機をつかっていますが、6年前まで、できるだけ乾燥機能は使わないようにしていました。それは、電気代の節約のため。片づけの仕事を始めてから、乾燥機を使用している人が多いことを知り、私もタオルや下着、靴下は乾燥機を使うようにしたところ、なんて快適なんだろうと驚きました。干す~取りこむまでの行程がなくなり、タオルや下着類を洗濯機の隣の棚にしまうのに移動は1歩。朝に、タオルを洗う時間がなくても、夜に洗濯乾燥でセットすれば朝には乾いています。
以前は、毎朝、洗濯物を干すのに時間をとられ、イライラして不機嫌だった私。私の優先したい事は何か…それは、笑顔で家族と過ごすことです。このように、便利家電を利用することで時間や気持にゆとりをもつことができます。ぜひお試しください。
たたむモノとたたまないモノを分ける
洗濯物のたたみ待ちでソファに山盛りになった洋服たち。それ、全部たたまなくてもいいんです。たたまずラクにできる方法を取り入れてみてはいかがですか。
例えば、タオルや下着、靴下などは、シワになっても気にならないモノですよね。そういったモノはたたまずに引き出しにいれるだけでもOK。
ハンガー収納があれば、ハンガーにかけて洗濯物を干し、そのまましまうことができます。これなら、たたむ時間0分。移動するだけなので一時置きの必要もありませんよね。
洗いやすい、シワになりにくい素材を選ぶ
洗濯物で溜まりやすいのは、お手入れが面倒な洋服たち。
クリーニングが必要な洋服は、何度か着るため、それをどこに置いておこうか…となやんだり、まとめてクリーニングに出すために一時置きスペースが必要だったりして、クローゼットに床置きになってしまうことがあります。
そうならないために、お手入れがラクな素材を選ぶのがおすすめ。
例えば、小さなお子さまのいるママなら、汚れても洗濯機で洗える素材、アイロンが面倒ならシワになりにくい素材を選ぶ。迷わずすぐに洗える、すぐに着られれば、一時置きの洋服がなくなります。
ご自宅でお手入れがしやすいものを選んでみてください。
次はクローゼットを整えよう
洗濯家事がラクになったら、ぜひやってほしいのがクローゼットの収納の仕組みをつくること。収納する場所が決まっていればそこに戻すだけなのでとってもラク。
でも、どこに何を置いたらいいの?
どんな収納ケースやハンガーを使ったらいいの?
たたむのは苦手だけどできるようになる?
こんなお悩みをお持ちのあなたには、体験型クローゼット収納講座がおすすめ。
目、手、身をフルに使って体験&練習をしていただくので理解しやすく、ご自宅に帰ってすぐに実践でき、もっと家事がラクになりますよ。
『体験型クローゼット収納講座』
5月13日(土) 14:00-16:00 基礎編
(午前は利き脳片づけ収納術講座です)
6月18日(日) 10:30-12:30 基礎編
6月18日(日) 13:30-15:30 応用編
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