【子どもの習い事】肩の力がぬけたら長続き

こんにちは

東京・神奈川・千葉・埼玉エリアの整理収納サービスPRECIOUS DAYSメンバー

片づけ脳力(R)トレーナー山口ゆかこです。

先日、大学4年生の娘のピアノ発表会が終わりました。来年は社会人1年生なので今回が最後の発表会となり舞台上での聴き納めとなりました。娘の演奏を聴きながら、今までのことがよみがえり、気づけば泣いていました。山あり谷ありの17年間のピアノ生活でした。

目次

親子二人三脚のがんばる期

ピアノが弾ける子に憧れていた私が言わせたような「ピアノ習いたい」という娘の言葉からはじまりました。ママ友から紹介してもらい近所の個人教室に通い始めました。まわりでもピアノを習い始める友だちがいて、意識もあったのか、毎日練習はあたりまえ、できなかったらできるまで練習させていました。

この頃は娘も楽しく相当な時間を弾き、レベルもどんどんあがっていきました。発表曲がきまると、作曲者や国を調べたりして熱心にかかわっていました。ちなみに私はピアノが一切ひけませんので口だけだすかたちでした。

反抗期「ママは弾けないくせに」と言われる

小学中高学年になると曲のレベルがあがり、まったくわからなくなった私ですが、それでも「練習したの?」と言っていました。しかし、勉強や他の習い事もあって忙しくなった娘はピアノの練習どころではありませんでした。とうとう爆発して「ママは弾けないくせにうるさい」「発表会終わったら辞める」と言われました。

反抗期も激しかったので娘に無の時間をつくるためにピアノ以外の習い事を精算しやりたいものだけ残すことにしました。すんなり辞めさせるのもどうなの?ここを乗り越えたら…と葛藤もありましたが、「ここまでピアノを弾いている娘を楽しんだ」と強制的に思うことにして、先生に辞めることを伝えました。

そして迎えた最後のレッスン日。娘が「やっぱり辞めたくない」と言い出しました。先生もお別れのプレゼントを用意してくれていたのですが、撤回し続けることにしました。これを機に私は「いつ辞めてもよい」「あまりピアノにかかわらない」と力を抜くことにしました。最初は言いたいのを我慢していましたが、そのうち娘が弾いている姿を楽しむことができるようになりました。

独立期 完全に蚊帳の外の母

親が手を離したとたん、娘はピアノを熱心に弾き始めました。中学生になり、レッスン日を減らしていましたが、今まで以上に練習していました。また、学校の合唱祭では立候補し、伴奏者になったり、卒業式のBGMを弾く担当にもなりました。高校受験、大学受験のときでも試験前2ヶ月くらい休むだけで発表会にも参加してきました。

親としては「勉強が…」と思う時もありましたが、それも言うのをやめました。娘には娘のスピードがあり、時間の使い方があるのです。私が「練習したの?」というたびに崩されてイライラしていたのですね。今では「ピアノは趣味」と公言し、弾くことで気持ちの整理にも役に立ってるようです。
最後の発表会後、「いままでのことが走馬灯のように思い出して泣いちゃったよ」というと、「あーー」と娘。自覚していたようです。

こうして娘の演奏で感動できるようになったのもあの頃、我慢して力をぬくことができたからだと思います。親が手を離すのはとても勇気がいりますが、離してみたらいい事があるかもしれません。
親はついつい子どもにたくさんの事、レベル以上のことを求めます。ちょっと立ち止まって子どもの姿を観察してみるとちがった景色が見られるかもしれません。夏休みに片づけをとおして新たな一面を見てみませんか。

 

 

 

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