【85歳母】スマホデビューしました

現在使っているガラケーが2020年３月末に使えなくなると連絡があり、スマートフォンをきらい頑なにガラケーを使い続けてきた85歳の母が「仕方なく」スマトフォンに買い換えることになりました。今日は悪戦苦闘中でありながら「使ってみたい」と母が思えたスマホ生活についてお話しします。

通話まで１ヶ月

 

 

「電話できなくなった」

「電話を受けられない」

「電話をかけられない」

「声が聞き取りにくい」

タッチパネルの使い方がなかなかうまくいかずにくじけ気味な母。

押しても感知しない。押す力加減が調整できない。スライドするってなに？とわからないことばかりでストレスばかりがたまります。

娘である私と固定電話で通話しながら、スマートフォンの操作の練習して通話機能が使えるようになるまでに1ヶ月かかりました。

電話はなんとかクリアしたので、次はメールです。

メッセージ機能は通いでレッスン

母のお友達とのやりとりはメールやLINEではなく電話番号を使ったショートメッセージがほとんどです。

「送られてきたメッセージが見られない」

「返信できない」

変なところとつながったら怖いから、
わからなくなると一切触らない。

誰かが一緒のときしかやりたくない。

不安を取り除くために、しばらくは通いのレッスンです。
一緒にやって、ここまでできるようになりました。

 

 

困りごとをひとつひとつ解決して不安を取り除き安心して使って欲しいと思いますので、思い通りに使えるようになるのはかなり時間がかかりそうですが、気長に付き合うしかないですね。

「やりたいこと」こそチャンス！

「電車の時間を調べたい」

「麻雀ゲームをやりたい」

ガラケーでも使っていた電話やメッセージ機能はガラケーの使いやすさを比べてしまってできるようになるまで時間がかかりましたし「ガラケーのほうがよかった」と思っていたようです。

しかし自分より年上の方が、音声入力を使ったり、ゲームを楽しんでいる様子を見て刺激を受け、スマートフォンならではの価値を使ってみたくなったみたいです。そうなると俄然やる気が出てきます。

いくつになってもやりたい事が明確になるとそれに向かって頑張る力が湧いてくるのだなと、しみじみ感じています。

シニア世代にわかりやすく伝えることを母を通して勉強させてもらっています。