【利き脳片づけ】親子関係が良くなるクローゼットの片づけ方

自分から生まれた、そして生まれた時からずっと一緒にいる子どもは成長とともに顔やしぐさも似てきて、まるで自分の分身のように思えます。

だからこそ「どうしてこれができないの？」というイライラが出てくるのかもしれません。今日は利き脳を使ってクローゼットを片づけをしたら親子関係がよくなったお話です。

生まれた時からずっと一緒だから

頭では別の人間だ、とわかっているもののやっぱり娘に対しては自分の分身のように感じていました。

私も娘のことをわかっているし、娘も私のことをわかっている。

私がする片づけのやり方も、もちろん娘もできるし私のやり方がやりやすいはず。

だって！私が育てたんだもの！

生まれた時からずっと一緒にいるんだもの

片づけだけでなく、勉強も生活も…すべて私が言うことはできるはず。

私の言うことを聞けばうまくいくはず！

 

そう思っていましたが、実際はいうことは聞かないし、言ってもやらない。

娘が成長するにつれて「言ってもできない」がどんどん増え、私はいつもイライラと怒っていました。

反抗期・思春期の時期も重なり、関係もギスギス。女の子ですが、壁に穴があいたほどの激しい関係でした。

きっかけはライフオーガナイズ

さて娘が高校に入学したあと、私はふとしたきっかけで、ライフオーガナイズと出会い、利き脳を知りました。

利き脳とは手に利き手があるように脳の使い方にも癖がある。ライフオーガナイズの片づけはその癖をうまく使ってストレスのない片づけをしよう、というものでした。

 

（ずっと走り回る娘のあとを追いかけていたなぁ・・・）

 

「利き脳？面白そう」と思い帰宅後、娘の利き脳をチェックしてみると

私は左右脳、

娘は右右脳。

 

その時はじめて「私と娘は別」と認識したのです。

マイルールにこだわる左右脳タイプの私が娘に教えていた片づけ方を、娘が理解できなくてもそれは当然のことだったのです。

しかも、私は気分によって、模様替えしたり、物の位置をかえたりしていました。
ひどい時で月１回！

なのに「どうして私が決めた場所に片づけないの？」とイライラしていました。

娘主役のクローゼットに

ライフオーガナイズの講座で習った考えのもと娘のクローゼットを片づけることにしました。

まずは娘の話をじっくり聞く「ヒアリング」からスタート。

なぜ、服の山ができるのか
なぜ、引き出しにいれないのか。
なぜ、このハンガーのかけ方なのか？
なぜ、この服をすてるのか。
ケースはどっちがいい？

つい、「こうじゃないの？」って言葉が出てきそうになりますが、私の考えは封印して娘と話すと、でてくるでてくる。

娘の行動にはちゃんと理由がありました。

それを1つずつクリアにし、右右脳タイプの娘にあった収納を提案。

2017年before

 

2017年after

ラベルは「文字のラベリングよりイラストがわかりやすい」という娘にあわせて、私が作成しました。

2019年

洋服好きな世代らしく、増えてきたので娘がひとりで改良。

 

利き脳は単なるきっかけ

私はたまたま「利き脳」という考え方に出会い、お互いの違いを尊重する片づけを通して「娘と私は別の人」ということを自分の中に落とし込みました。

娘にあった片づけにたどりつく
娘が片づけられるようになる
娘の勉強や生活にイライラしなくなる

一見、娘が片づけられるようになったことで関係がよくなったように見えますが、片づけは単なるきっかけだと思います。

頭の中で「分身じゃなく別人」と思ってもついつい自分のやり方を押し付けてしまいがちでしたが、頭の中で考えるだけでなく「片づける」という行動をしたことで、「別のやり方の方がうまくいく」がお互い納得できました。

結果、娘の考え方ややり方を尊重できるようになり、関係がよくなりました。

「お互いの違い」を考える片づけを学びませんか？