こんにちは
東京江東区暮らしの仕組みづくりサポーターライフオーガナイザー下村志保美です。
引っ越しによって収納場所のサイズが変わってしまい、今までの収納用品が入らなくなってしまった!
そんな経験はありませんか?
日本には和室と洋室があり、押入れとクローゼットでは奥行きが変わるから「今まで使ってたものをどうしよう」となりやすいですね。
お引っ越を機に収納を整えたいお客様宅の収納オーガナイズをさせていただいております。
「家具の配置は〇〇目線で」
ここにしか置けない。
どなたかの参考になれば、とお写真の掲載を快く承諾してくれたお客様。
これまでなんども引っ越しを繰り返され、
ついに、「終の住処」に落ち着かれることになりました。
これを機会に収納を整えたいと、何度かオーガナイズ作業に伺っています。
「どこが一番お困りですか?」の問いに
「ここです!ここです!」と案内してくれたのは納戸。
お写真右側に押入れ用の衣装ケースが天井近くまで積み上がっています。
今までのお住まいには和室があったので押入れ用のケースが役に立っていました。
お引っ越しのときもケースごと運べるから便利。
しかし新居には和室がなく、置き場所がない。ここにしか置けなかった。
「ケースを処分するのは仕方ないと思っています。でも中に入っているモノをどこに移動させれば・・・」
というお悩み。
確かに現状のままでは、上の方の衣装ケースは開けられないし、納戸自体が使いにくくなっています。
せっかく使えるモノだから
お引っ越ししたばかり、まだ生活動線もはっきりと定まっていない期間ですし、他にも購入しなければならないモノが出てくる時期です。
できれば使える収納用品は、そのまま活用したいですね。
中身ももしかしたら見直しによって少し減るかもしれません。
今回は、デッドスペースになっていたお子様のベッド下を活用することにしました。
お子さんが大きくなってくると背の高さ的に、このベッド下の収納は活かしきれなくなってきます。
潜り込んでもモノを取り出す・・・日常の収納には向いてないですね。
そこに衣装ケースを入れました。
7個あった衣装ケースのうち一つは入らなかったので、中身だけ別の場所に収納。
ケース一つは処分しました。
お子様がまだ、インテリアに無頓着なのと、お母さんが部屋に入ってくることを嫌わないということなのでとりあえずこちらに収納。
これから生活しながら中身を見直し、他の場所に移動できるモノは移動、減らせるモノは減らしていければいいとアドバイスさせていただきました。
捨てる運命だったモノを再生
そしてもう一つ。
わたしが伺った時、玄関にはたくさんのモノが置かれていました。
「これはもう処分するモノです。」とお客様。
しかしまだ使えるモノを発掘しました。それは押入れダンスです。
「奥行きが深いし、押入れもないから処分します。」とお客様。
でも、やはり衣類の収納には引き出しが便利です。
ちょうど使えそうな場所が閃いたのでご提案させていただきました。
シーズンオフのTシャツ類やお着物の小物など頻繁に使わないモノなら奥行きが深くても問題なし。
よく使うモノを入れたい時は手前におけばいいし。
それにこのように上から洋服が下がっているような場所に置く場合、このくらい前に出ている方が引き出しが開けやすい。
どうせ捨てる予定だったモノです。
とりあえず使ってみて「やっぱりだめだわ」となってから手放せばいいですね。
試行錯誤 様子見
新居に引っ越したらいきなりビシッと整えた暮らしを始めたくなります。
インテリアはそれもありですね。
しかし、収納に関しては、生活動線がある程度定まってから、そして実際にその家に暮らしながら徐々に整えていくことをお勧めします。
焦ると「これでいいやっつ」「とりあえず」と買ってしまいがちですし、
うっかり買ってしまうと使いにくくても処分するのは気持ち的に難しくなります。
試行錯誤することによって「本当に必要なもの」が見えてきます。
だから様子をみながら・・・の時間はとても大切です。
にほんブログ村
コメント