丼にうどんなど麺類を入れて運ぼうとすると熱くて持てないことがあり、私にとっては苦手なもののひとつでした。そんなときに知ったのが漆器の存在でした。食洗機に入る食器を選ぶことが多い私には、お手入れが面倒くさそうと思ったものの、わが家で活躍中の漆器についてお話したいと思います。
漆器を使ってみたいと思った理由
漆器とは、木や紙にうるしを塗り重ねて作る工芸品です。
生産地によっても多少は異なるようですが、下塗り、上塗りを繰り返してようやく完成。漆が乾く（固まる）と耐水性・断熱性（保温性）・耐久性・防腐性・抗菌性が非常に高くなります。私は、漆器の紹介を読み断熱性のことを知り、熱くならないのなら使ってみたいと思うようになりました。
わが家で使っているお椀
現在わが家で使っているのは、どん兵衛とほぼ同じサイズのものです。
私が４、５年前に購入したのは秋田・川連漆器のもので、少し厚みがあり丈夫だと感じましたし、シンプルに絵がないものを選びました。一般的なお椀よりはひと回り大きく、具沢山のおみそ汁など汁ものはもちろん、お茶漬けや丼、うどんや麺類にも使っています。いろんなものにほぼ毎日使っています。
（※同じ器のページは見つけられませんでした。）
思ったより簡単！漆器の扱い
電子レンジや食洗機には使えない。この点は私にとっても迷うところでした。
しかし実際に使ってみると、電子レンジや食洗機には使えないこと以外は、他の食器とほとんど同じように使っています。洗剤で洗いますし、油の多いものも入れています。
手洗いするため洗い終わった後に水分を拭くようにしていますが、時々忘れていることもあります。軽さと割れにくさもプラス面だと感じました。
陶磁器に比べると軽く、割れにくい、欠けにくいという特徴がありますが、最近、お椀のひとつにひびが入っていることに気が付きました。ぱっと見ではわかりませんし、漆がしっかり固まっていることで、使っているときに割れ目から水分が出てくるといったこともなく使えています。漆器は漆を塗りなおすことで新品同様の状態にすることも可能だそうです。
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