今回、ご紹介するのは社会人のお嬢様のお部屋です。社会人になったあとも子ども部屋の雰囲気があり、整理収納レッスンを機に大人の部屋へ変身することにしました。社会人ということでいつ巣立ってもおかしくないので家具は買い足さず、イメージを替えることにしました。
思い出の学生グッズ
お嬢様はとても楽しく思い出深い学生生活のグッズを大事にしていました。そのため思い出グッズが壁に飾ってありました。お部屋がリビングの隣であったため、思い出グッズが見える状態にあり、それらがとても主張していました。
そこで思い出グッズを飾る場合、自分だけが楽しめるようにリビングから見えない壁につけることをアドバイスしました。
思い出グッズを判断するときにお嬢さんには
・置く場所には限りがあること
・思い出グッズの収納場所を多くするならば、他の分を減らさなければ理想のお部屋は遠い
・物はなくても思い出は消えないし、冷たい人ではない
とお話しをしてから仕分けていきました。
結果、全体量を減らして、本当にとっておきたいものだけにしました。
学習机は棚をとってシンプルに
お嬢様の机は学習机の定番品のようなデザインでした。
しかし、買い替えるにもピンとくるものに出会えなかったので学習机の上部棚をとることを提案しました。棚をとることで置くスペースは減るけれど、脱子ども部屋に近づきます。
また、セットのワゴンはベッドのサイドテーブルのように使うことにしました。学習机の中のものも仕分けしていくと学生の名残りがある物が多く、社会人になった今の自分に必要なものにしていくと、半分以下の物量になりました。
全体の色柄を減らしたら大人女子の部屋へ
とてもかわいいお嬢様なので選ぶインテリアグッズ、ファッション小物はピンク色や花柄が多い印象です。そのためお部屋全体をみたときに情報量が多いお部屋になっていました。しかし、お嬢様が目指すイメージは木・白・カフェといったナチュラルなものでした。
今回、お嬢様のイメージを私たちと共有するため、好きなカフェ店を教えてもらったり、イメージ画像を集めて、どれが近いか選んだりしてもらいました。
飾るもの、出しておくものを厳選し、洋服収納と布団カバーに白い布をかけることで色柄を減らし、大人女子の部屋に返信しました。
次回は収納部分を紹介していきます。