クローゼットって、扉を閉めていれば部屋がスッキリみえていいですよね。しかし、扉をあけてみると、洋服がギュウギュウにかかっていたり、ハンガーにかけられない洋服が積み重なっていたりと乱れていることがあります。それとは反対に、全く使われていないことがあります。それは、クローゼットの扉が原因かもしれません。
子ども部屋のクローゼットが活用できなかった理由
この写真は、3年前の子ども部屋のクローゼットです。
90cm幅の使いやすいサイズと造りです。子どもが使いやすいようにと、ハンガーポールの高さを身長に合わせたり、引き出しケースを入れ、学校グッズや小物、シーズンオフの洋服を入れる場所を作りました。しかし、引き出しには入れてくれず床にポイと置いたまま。
なぜ、クローゼットを使えなかったのか、それは、扉があったから。子どもにとって、扉の開け閉め、プラス引き出しの開け閉めが面倒だったようです。
そこで、洋服サイズが大きくなり洗面室の引き出しに収納していた洋服が入らなくなってきたため、クローゼットに移動するタイミングで、扉を外すことにしました。
すると、洋服がしまえるようになったり、クローゼット全体が見えるので、どこに洋服があるか見つけられるようになったりと、クローゼットが活用されるようになりました。
はずしたクローゼットの扉の保管場所
はずした扉は、子ども達が独立した時、再度取り付ける可能性があるため、レジャーシートに包んでデスクの後ろやベッドの後ろの壁沿いに仮置きしてもらいました。
金具は、袋にまとめてクローゼットの下段の奥の方に保管しています。
今ままで、子どもたちから「じゃまだからどうにかしてほしい」という苦情はありません。
オープンクローゼットのメリットデメリット
メリット
・扉の開け閉めがないからアクション数が減ってラク
・扉がないから洋服の出し入れがすぐできる
・クローゼット全体が見えるからすぐに着たい服が見つかる
・湿気がたまりにくい
デメリット
・扉が重いため、1人で外すのは難しい
・扉を処分しない場合、保管しておく場所が必要
・ホコリがはいる
・常にクローゼットの中が見えてしまう
こんな方にオープンクローゼットがおススメ
整理収納レッスンでも、子ども部屋以外にも、こんな場合、扉を外すご提案をすることがあります。
扉を外すことは、不安だし躊躇してしまうかもしれませんが、一度体験するととても快適で扉のあるクローゼットに戻れなくなるかもしれませんよ。
わが家は、クローゼットの扉を外して3年経ちますが、扉を戻してほしいと言われたことはありません。私も洗濯物を子ども部屋に持っていった時、クローゼットに片手ですぐかけられるのでストレスフリーです。
ご自身で扉を外すことが難しい場合には、わたくしどもが訪問時にお手伝いできますので、ご相談くださいね。