【やらねば】娘の成長で私が手放したこと

私には大学生になる娘がいます。私は「娘のためにやらねば」「母だからやらねば」と強い思いで子育てをしていました。今は、すこしずつその思いを手放し、楽になったと思います。娘が成長する中で手放したものをお伝えします。

お昼ごはんを用意するのをやめました

母たるもの手作りごはんを用意しなければ！と思って娘が休みで私が仕事の日でもお昼ごはんを作ってでかけていました。

高校生になった時、何気ないママ友との会話で「もう用意してない」と知りました。その当時の娘は帰りにコンビニでごはんを買うことすらやったことがありませんでした。家に帰れば、食べるものがあって、買う必要がなかったんですよね。

ちょうど、時間的にお昼ご飯を用意することが辛くなってきた私は手放すことにしました。

するとお店で買う時もありますが家にある食材を使って料理をするようになりました。その結果、卵料理は娘の得意料理になったし、作りたい料理もレシピを見れば美味しく作れるようになりました。この自粛期間中は、いろいろな料理にチャレンジしてレパートリーを増やしていて私も美味しい恩恵うけています。

「勉強しなさい」と言うのをやめました

塾や通信教材をやっていた小・中学校時代。

とにかく「ちゃんとやらせなければ」と思っていました。暇さえあれば「宿題やったの？」「教材やった？」とうるさいほど言っていました。娘は学校、スポーツ、習い事で毎日忙しかったのに家でもずっと言われ気が休まらなかったのではと今では思います。

高校受験、娘なりにがんばったけれど第一志望校が残念な結果で終わりました。そこで気がついたことは私がいくら言っても結果は変わらないということ。

私が言っても言わなくても、勉強するのは本人なので本人がやる気にならないと勉強しないんです。ということで高校時代は「勉強しなさい」と言うのをやめました。ある日、娘に「高校になったら勉強とか成績とか言わないね」と言われました。「言っても言わなくても変わらないことを学んだ」と私が言うと「そりゃそうでしょ、やるのは私なんだから」と言われました。結果、放置していた高校時代は、勉強もするし、成績も維持するし、志望する道も決め大学に合格しました。大学生の今は上手に息抜きしつつ、将来の仕事のため勉学に励んでいます。

娘の部屋そうじ、洗濯やめました

今の家に引っ越して、家が広くなりペットも飼い始めたこともあり、私の家事量が増えました。

時間がないのと疲れでイライラすることが多くなりました。解消するために任せられること、私じゃなくてもいいことを手放すことにしました。

大学卒業後は一人暮らしをすると豪語している娘。そうじは娘が気になったタイミングでルンバをかけたり、フローリングワイパーをかけたりしています。自分で汚れに気がついてそうじする、キレイになると気持ちがいいことを体感していくって大事だなと思いました。

娘は、自分の部屋に洗濯する洋服をためこみがちです。私は洗面室の洗濯カゴがたまってきたら洗濯をします。娘が洗面室にもってこないと「気がつかない」ということになり、いつまでたっても洗濯されないことになります。以前はそこで「なんで洗濯してくれない」と言い争いになりましたが、手放す宣言をしてからは、娘自身が洗濯をするか、100円で私にお願いしてくるようになりました。

何でも「娘のためにやらねば」「母だからやらねば」と思っていましたが、私が手放すことで娘も成長できたし、できることが多くなりました。いずれは巣立っていくわが子ですから、自分のことは自分でできるようになってもらいたいですね。

子どもの「自分でできる！」を増やすレッスンです。