人間関係がうまくいく人が手放しているもの|不安との向き合い方

片づけサポート3,000件以上の時間×片づけコンサルタント、下村志保美です。

人間関係がうまくいっている人と、そうでない人。何が違うのでしょうか。社会福祉士・認定心理士の方にお話を伺うと、その答えは「何を手放しているか」にありました。

目次

人間関係は「キャッチボール」と同じ

人間関係がうまくいっている状態は、キャッチボールと同じだそうです。お互いにミットを構えて、投げたらキャッチされる、キャッチした人が投げ返してもまたキャッチできる。そういう状態です。

逆にうまくいっていない状態は、構えている場所とは違う方向にボールを投げてしまっていたり、そもそも投げる気がなかったり、投げたいのに逸れてしまったりする状態です。キャッチボールがうまくいくためには、受け取る側が「ここだよ」と自分の立ち位置を見える化すること、投げる側も相手が受け取りやすい方向に配慮して投げることが大切だといいます。「自分に正直に生きる」と「思ったことを何でも言う」は、実は違うものなんですよね。

うまくいく人は、負の感情を手放すのが上手

「うまくいっている人」に共通するのは、負の感情を手放すのが上手だということでした。「泥水の中にどれだけきれいな水を入れても、ただ薄くなるだけで、ただの茶色い水のまま。まず泥水を空にしないと、新しいきれいな水は入らない」という例えが印象的でした。負の感情があってもいい、でもそこにずっと執着していると苦しいまま。まず手放すことから、新しいものが入ってくるということです。

これはまさに片づけと同じ構造です。家を素敵に見せたいと思っても、素敵でないものがあまりにも多いと、素敵なものも素敵に見えなくなってしまいます。まずは不要なものを取り除くこと。そこに生まれる余白が大切です。

人間関係がうまくいく人が手放しているもの:不安

「人間関係をうまくいかせたいとき、何を手放せばいいか」という問いへの答えは「不安」でした。

不安は、周りに伝染しやすいものです。お母さんの不安が子どもに伝染することもあれば、パートナーシップの中で「好かれているのかな」「どう思われているのかな」という不安から、つい相手を責めるような言葉が出てしまうこともあります。自分の安心感のために相手を囲い込んでしまう行動も、実は「いなくなってしまうんじゃないか」という不安から来ていることが多いそうです。

不安を手放すための具体的な方法

不安を手放すには、自分の管理下にあることとないことを分けて、不安を消すためにできる行動を書き出し、一つずつ消していくことが効果的です。できていないことを数えるのではなく、できたことを数えること。「自分の機嫌は自分で取れる人は、人生が豊かだ」という考え方も大切です。相手に機嫌を取ってもらおうとすると、お互いに苦しくなってしまいます。

自分を満たす「ご機嫌アイテム」を持っておくこともおすすめです。カフェで本を読む時間、車を運転する時間など、自分でコントロールできている感覚のある行動は、気持ちをリセットするのに役立ちます。

よくある質問

Q1. 人間関係がうまくいかないのは、自分の性格のせいですか?
いいえ。性格の問題というより、不安をどう扱うか、負の感情をどう手放すかという「習慣」の違いが大きいようです。

Q2. パートナーへの不安で、つい相手を責めてしまいます。どうすればいいですか?
その言葉の裏にある「いなくなってしまうのではないか」という不安に、まず自分で気づくことが第一歩です。責める言葉ではなく、不安そのものを言葉にして伝える方法を探ってみてください。

Q3. 不安を手放すには、何から始めればいいですか?
自分でコントロールできることとできないことを分けて書き出し、できることから一つずつ取り組んでみてください。あわせて、できていないことではなく、できたことを数える習慣をつけることもおすすめです。

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