片づけサポート3,000件以上の時間×片づけコンサルタント、下村志保美です。
「なんとなく体調がすぐれない」「なんとなく疲れが取れない」。その原因、もしかしたらお部屋の片づき具合にあるかもしれません。今日は、片づいていないお家が体調を崩しやすい理由を3つの観点からお伝えします。
ハウスダストやアレルギーの原因になる
物が多いと、単純にほこりやダニが溜まりやすくなります。髪の毛やほこりにダニが寄ってきて、お布団などはダニの温床になり、アレルギーや呼吸器系の病気になりやすいと言われています。
お子さんのために揃えたたくさんのおもちゃや教材が、物が多すぎて片づかず、ほこりが積もってしまっているケースも少なくありません。病院でハウスダストアレルギーだと診断されてからご相談いただくこともあります。
ストレスや自律神経の乱れにつながる
目から入ってくる散らかった状態は、常に頭の中に小さな情報処理をさせ続けています。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」という感情がずっと生まれ続け、脳が疲れて自律神経の乱れにつながっていきます。なんとなく疲れる、なんとなくイライラする、ちょっとしたことで怒ってしまう。片づいていないお家で夫婦喧嘩が多くなりがちなのも、ここが原因になっていることが多いのです。
物の量は、そのまま手間の量です。物を減らせば手間が減り、時間が増えます。健康食品やサプリメントでも同じで、せっかく買ったのに「飲まなきゃ」という謎のストレスが生まれてしまうこともあります。体にいいことをしているはずなのに、逆にストレスを生んでしまう。そんなパターンも少なくありません。
生活リズムの乱れを引き起こす
物が多いと、探し物や片づけに時間が取られます。家事に時間がかかり、仕事の効率も落ち、睡眠や食事が後回しになって、生活リズムが乱れてしまう。そうなるとますます片づける余裕がなくなっていく、という悪循環が生まれます。
共通点は「抱え込みグセ」
この3つに共通しているのが「抱え込みグセ」です。物を手放せない人は、不安や心配ごとも同じように抱え込みやすいもの。「いつか使えるかも」「まだ使えるかも」という思考パターンが、物にも気持ちにも出てしまっているのです。だから片づけられないというのは、単なる部屋や物の問題ではなく、心身の不調にまでつながってしまいます。
物を抱え込んでしまう人は、物にも人にも愛情が深い、優しい人でもあります。だからこそ誰かの頼まれごとも引き受けてしまいがち。ただ、自分が苦しくなるまで抱え込んでしまうと、その優しさは長く続きません。自分が続けられる、サステナブルな愛情の持ち方を見つけることが大切です。
よくある質問
Q1. 片づけと体調不良、本当に関係があるのですか?
ハウスダストやダニによるアレルギー・呼吸器症状は医学的にも知られています。それに加えて、散らかった状態が脳にストレスを与え続けることで自律神経が乱れやすくなったり、片づけに時間を取られることで生活リズムが崩れたりと、複数の要因が重なって体調に影響することがあります。
Q2. 物が多くて片づけられないのは、性格の問題でしょうか?
性格というより「抱え込みグセ」の問題です。物だけでなく、不安や頼まれごとも抱え込みやすい方は、同じ思考のクセが物にも表れているだけ。ダメな人だからではなく、優しさや愛情深さの軸が少しずれてしまっているだけだと考えています。
Q3. どこから手をつければいいですか?
まずは物を減らすことから始めてみてください。物の量は手間の量です。自分が管理するものを減らすだけで、手間が減り、時間が増え、結果として心身の負担も軽くなっていきます。
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