こんにちはPRECIOUS DAYS 整理収納サポートメンバー
30代、40代になってくると「親子関係」というと頭に浮かぶのは自分の子どもたちとの関係性です。ですが一方で私もまた母にとっての娘です。本日は息子たちとの関係性が良くなったのと同時に母ともまた良い関係が築けた話をします。
前回の記事です
自分で選んだ結果
私は、小さい頃、まじめでおとなしい性格でしたが、親からは叱られてばかりで褒められた記憶があまりありません。成人になってからも門限があり自由に遊べない、やりたい事を反対されることが多いなど、実家暮らしが憂鬱でした。
その頃の私は、「やりたい事があっても私にはムリだからできない」「人からどう思われているのかいつも気になる」となにごともネガティブにとらえることが多かったです。
(昨年のライフオーガナイザー協会のカンファレンスでは関東チャプター代表して張り切ってお手伝いしました。以前の私なら考えられません。)
子どもが生まれ30代になると子どもの友だちやお母さん達との交流が増え、人間関係で悩むことが増えてきました。そして、30代後半になると、こんな性格になったのは、親が厳しく褒めて育ててくれなかったからだと思うようになっていきました。
そんな時受講した講座の中で「今までの人生は自分が選んでいる」という言葉をしりました。
例えば、友だちと旅行に行くことを親に反対されて行けなかったとしても、それを受け入れたのは私。門限がイヤだと思っていても守ろうとしたのは私。と考えると、最後は全て自分で選んでいたことに気づき、今まで抱えていた親への不満がすっと消えていきました。
頼まれてからやる
父が亡くなり母が1人暮らしを始めた頃から、実家に行く回数が増えました。「母に会いたい」という気持より、「1人で寂しいだろうし、母は私に来て欲しいと思っている」という義務感で通っていました。
そして、運転免許を持っていない母は遠出ができないため、車で出かけたり、買い物に行ったり、ご飯を作ったり、母とのネガティブな会話を憂鬱に感じていました。私は頑張っているのに母からは感謝されている感じもなく、段々イライラが積もっていき、いつしか母の文句ばかり言うようになっていました。
講座の中で知った「相手が求めていないことをしても感謝されない」という言葉。まさしく、私が母にしていることだということに気づきました。
母は、いつも家にいるので外出したいだろうから車で連れ出す、毎日暇だろうから習い事をすすめるなど、私が勝手にしたことで、母はそれをやりたかったかというとたぶんやりたい事ではなかったのではないかと思います。
それからは、母に「やってほしい事があるときは、連絡してね」と伝えました。その後は、実家に帰る頻度が減りましたが、頼まれたことは必ず協力するようにしました。すると、終わった後、母は笑顔になります。今までとは、違う反応です。すると、私も気持ちが良く、母に会うことが楽しく思えるようになっていきました。
(コロナ禍で在宅時間が増え家族と良い関係性が築けていてよかった!と痛感しました。)
そして、子どもに対しても同じように「お母さんにやってほしい事があるときは、言ってね」と伝えています。
以前は、子どもの為に買ってきた服を「好みじゃないから着たくない」と言われてガッカリしながら返品しすることがよくありました。それも私が良かれと思ってやっていたことですが、子どもからしたら、勝手に買ってきて困ると思っていたのかもしれません。
今は、子どもから「洋服を買いに行きたい」と言われたら一緒に行くようにしています。自分の持っている服とのコーディネートを考えながら服を選ぶことで、持っている服が把握できたり、古い服を見直す機会にもなっているようです。
息子たちに対しても、母に対しても、私の考え方を少し変えてみたことでお互いのストレスが激減、一緒にいる事が楽しく思えるようになりました。
次回は、子どもへの声かけの仕方についてお話します。