「片づいている」って気持ちいい。それってだれかから教えてもらったわけではないけれど自然に感じる力ですよね。成長するにつれその気持ちを忘れてしまう時があります。実はその「気持ちい」を思い出せたら片づけも無理なくできるようになります。
2歳児に教えてもらった「気持ちいい」
私には電車や車といった乗り物が大好きな2歳の甥っ子がいます。ミニカーからバスまでいろいろな種類のおもちゃをもっています。
先日、実家に遊びにきたときなんと全部持ってきていました。それらが、リビングに1列きれいに整列していました。
そこから、「ピーピー」と発車したりバックで駐車したり、動きはあるけれど、キレイさは保っていました。1列になっていると、どれを発車させたいか、すぐわかり動かすことができます。セリフにあわせて、バスを選んだり、かっこいい車を選んだり、気持ちよく遊んでいました。
２歳児だけど、きれいに並んでいる取りやすく戻しやすいことを教わらなくても知っているのですね。
大学生が思い出した並んでいる「気持ちいい」
私の娘は大学生です。小学校から中学校と時間に追われながらの生活で部屋は物が散乱していました。高校生の時に一緒に片づけクローゼットがきっかけで、自分で片づけるようになりました。今の彼女は大好きなジャニーズグループのグッズを棚の上に見やすいように並べています。それを見ながら寝につくのが至福のひと時のようです。
クローゼットをあけると、娘自身がつくったメガネ置き場があります。遊び用のサングラスから、おしゃれ用のメガネまでかかっています。選ぶ時も見渡せてすぐ選べる、帰宅後も戻しやすい仕組みになっています。並んでいると、選びやすいし、戻しやすい、整っているって気持ちいいことを思い出したようです。
忘れた気持ちをもう一度磨きなおそう
成長とともに、勉強したり、習い事したり、忙しくなる子どもたち。物と向き合う時間がなくて、並べたり、元に戻すことが後回しになることが多くなっていきます。そうしているうちに「気持ちいい」と感じていたことも頭の片隅にいってしまいますね。
全国的に臨時休校などになっている今、時間があるときに、お子さんの「気持ちいい」をおこして磨きませんか。
