片づけサポート3,000件以上の時間×片づけコンサルタント、下村志保美です。
「専業主婦なのに、お小遣いなんて贅沢」「必要な物は家計から出せばいい」。そう思っていませんか。実は、以前の私もそう思っていました。今回は、家計費と自分のお金を分ける理由と、今日からできる小さな一歩をお伝えします。
家計費と自分のお金を混ぜると、家計管理が一気に難しくなる
家計をやりくりする立場の人が、まず決めておきたいのが「お小遣い」の枠です。家計の中からちょこちょこ出せばいい、と思っていると、一気に家計管理が難しくなります。
今、私は、自分の個人的な支出と家計の支出で、カードもスイカも分けています。お小遣いの上限は、5,000円でも3万円でも構いません。お金持ちほど、ここをごちゃごちゃにしていない、と私は感じています。ただし、細かく分けすぎると、今度は全体でいくら使ったかが見えにくくなります。ざっくりと、個人のお小遣いと、それ以外に分ければ十分です。
私の場合、ネイルサロンやまつげサロンは自分のお金から出しています。仕事がなくなって節約しなければならなくなったら、さっさと切れる費用だからです。一方、光熱費や日用品費のように、私が仕事を辞めても絶対にかかるお金は、夫のほうの支出から出しています。
2人のお金を合算して贅沢をしてしまうと、大変なことになります。広げすぎた生活は、縮められないからです。個人的な支出と家計費は、混ぜない。混ぜるな危険、です。
自分のためのお金に、罪悪感を持たない
ネイルサロンで指先がきれいになって嬉しいのに、「これ、何千円したんだよなあ」と罪悪感を持ってしまうと、喜びも半減してしまいます。どうせ使うなら、気分よく使いたいですよね。そのためには、いくらまで使っていいのかを、知っておくことが大切です。
私の知り合いには、運用で増えた分だけは使っていい、と決めている方がいます。うまくいかないときは、使う額を縮めればいい、という考え方です。また、宝くじが趣味で、何十万円か当たると、周りの人におごってくれる方もいます。お金は、抱え込まずに、気持ちよく使う。そんな感覚が大切なのかもしれません。
お小遣いの枠があると、「とりあえず」を減らせる。片づけと同じ「分ける」考え方
お小遣いの枠があると、「これは自分のお小遣いで買う物かな」と、買う前に立ち止まれます。枠があることで、お金の使い方に優先順位をつけられるのです。家の中に物を置くときも、置ける量には限りがあるので、これは置く、これは手放す、と優先順位をつけますよね。それと同じです。
枠がないと、家計費には曖昧な部分が出てきます。たとえば、スーパーで買った自分だけが食べるおやつは、食費でしょうか、お小遣いでしょうか。細かくやりすぎても苦しくなりますし、あまりに大雑把だと管理が難しくなります。
これは、片づけとまったく同じ「分ける」という考え方です。先日、お片づけに伺ったお客様に、いる物の中を、お金関係、仕事の書類、プライベートに分けましょう、とお伝えしたところ、「それ、分ける意味あります?」と言われました。用途が違うから分ける、というのは、私は当たり前のように言ってきましたが、もしかしたら伝わっていなかったのかもしれない、と気づきました。これは何のためのお金なのか。一つ一つにケリをつけて、分けていくことが大切です。
今日からできる、お小遣いの決め方
いきなり、完璧にやらなくて大丈夫です。まずは、毎月、自分のために使っていいと思える金額はいくらか、考えてみてください。そして、いくらまでなら使えるのかを知っておくことです。いくらなら使っていいかがわかれば、罪悪感を持たなくて済みますし、妙なケチケチもしなくて済みます。
私は、デパートの友の会で毎月積み立てていて、化粧品などは、その中から買っています。「これだけは使っていいよ」というお金の枠の中から出すので、気持ちがとても楽です。
書き出すのが大変なら、クレジットカードの明細で十分です。たとえば、毎月4万円、5万円使っていて、特に困っていない、家計もうまく回っているという状態なら、4万円にすれば、毎月1万円ずつ貯蓄できます。まず、自分のお金を知ることからです。お金は、お家の片づけと違って、数値にできます。
よくある質問
Q1. 専業主婦でも、お小遣いは必要ですか?
私は必要だと思っています。以前は私も、主婦にお小遣いなんて贅沢で、家計の中からちょこちょこ出せばいいと思っていました。けれども、それだと一気に家計管理が難しくなります。お小遣いの枠を決めておくことが大切です。
Q2. お小遣いの金額は、いくらにすればいいですか?
5,000円でも、3万円でも構いません。決めるときは、年間でいくらぐらい使っているかを把握しておくとわかりやすいです。書き出すのが大変なら、クレジットカードの明細を見てみてください。毎月4万円、5万円使っていて家計が回っているなら、4万円にすれば毎月1万円貯蓄できます。
Q3. 化粧品や美容院代は、家計費とお小遣いのどちらに入れますか?
家計の考え方は人によって違います。化粧品は生活必需品だから生活費に入れる、という考え方もあれば、個人的な物だからお小遣いに入れる、という考え方もあります。そこは、お好みで構いません。私の場合は、ネイルサロンやまつげサロンは自分のお金から出しています。
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