5年前の「耳下腺腫瘍」について週に一度のペースで書いています。
前回までのことはこちらから↓
病は突然やってくる【耳下腺腫瘍】
大学病院初受診【耳下腺腫瘍】
検査結果は【耳下腺腫瘍】
悩めることはありがたいこと【耳下腺腫瘍】
私の2011年3月11日【耳下腺腫瘍】
ちっぽけだけど大きなこと【耳下腺腫瘍】
入院までにしたこと【耳下腺腫瘍】
手術一ヶ月前術前検査【耳下腺腫瘍】
入院準備の仕上げは「整理」三昧。
入院当日のこと【耳下腺腫瘍】
手術当日のこと【耳下腺腫瘍】
※2011年のことです。現在私は元気です。
手術直後
術後は気持ち悪くて気持ち悪くて、起き上がることもできないし、しゃべりたくもない。
そんな時に晴れ晴れした声で、「シモムラさーん、これが摘出した腫瘍です」と主治医の先生が入ってきました。
確か麻酔の直前にそんなことをお願いしたなぁ・・・と思いながらそれをみました。思ったより大きくて、でもピンク色できれいだなぁ・・・。
でも猛烈な吐き気(でも吐けそうな気はしない)があってじっくり見ることもできず。
夫にデジカメで写真を撮ってもらって、それは病理検査に回されました。
先生の話によると想像以上に奥の方まで腫瘍が入っていたので手術の時間が予定より長引いたそうです。
家族に帰宅してもらう
家族が心配して付き添ってくれているのですが、申し訳ないけど、それすら煩わしいほど気持ちが悪かった。
夫と娘に「電車が混む前に家に帰ったら?」なんて言ってしまいました。
娘は「えーっ、せっかくママが帰ってくるのを待ってたなのにー」と不満そうでしたが、
夫が「ママはしんどいから、もう帰ろう」と気遣ってくれて二人は帰りました。
今思うと申し訳ないことをしたと思います。
ようやくすっきり
あまりにも気持ち悪くて「もう無理!!」とナースコールを押そうとして体をひねったら
大きなげっぷが3連発。
今まで自分の中の記憶にあるげっぷ(汚くてごめんなさい)で最大の大きさです^^;。
6人部屋に響き渡ったのではないかと思うくらい。でも気持ち悪さは嘘のように消えました。
どうやら気持ち悪さの原因はお腹の中のガスだったようです。
今度は痛みが
気持ち悪さから解放されたら今度は傷口の痛みと、傷口から出ているチューブとそれを受けるためのパック(ドレーン)が気になります。
医学的な詳細はよくわかりませんが、手術直後体内で手術したことによる出血等が固まらないように体の外に排出するためのものです。
ようは傷口からチューブで20センチくらいの正方形のパックぶらさがっているわけで、
「傷口とチューブは糸で縫われている(怖いなぁ・・・)ので簡単に外れませんよ」と看護師さんは言いますが、寝返りを打ってチューブを引っ張ったりひっかけたりしたら怖い・・・と思うと動くことすらドキドキです。
加えて酸素マスクをしておくようにと言われるのでますます動きにくく・・・
傷の痛みと体を動かせない(動かしてもいいんだけど)痛みで、ちょっと泣きそうになりました。
渡る世間は鬼ばかり
未だになぜあの時そう思ったのかわかりませんが、手術当日は「渡る世間は鬼ばかり」の放送日。
ずっと見続けていたドラマではありますが、何がなんでも見なくては・・・というものではないのに、
「これを見なくてはいけない」と傷も痛いというのに、テレビを見ようとしました。
しかしテレビの置いてある方向、イヤホンなと・・・首に深い傷がある私には無理な体勢で・・・10分くらいは見ましたが、
「無理」と思いギブアップ。なんであの時必死に見ようとしたのか本当に謎です。
麻酔の影響??
その後酸素マスクも取れ、看護師さんに「少し歩いてみましょう」と言われたのでトイレまで歩いて行きました。
「昼間あれだけ眠ったのだからねれないかな」と思ったけど、トイレから帰ったら朝までぐっすり眠れました。
不定期に続きます。
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