「伝える」と「わかってもらう」の違い

こんにちは あなたの「忙しい」を「充実している」にかえる
東京のライフオーガナイザー 下村志保美です。

 

結婚や同棲など今まで何十年も離れて暮らしていた二人が一緒に暮らそうとするとどうしてもギャップが起こります。

今日はちょっとそんなお話を。

 

自分の不快を伝える

例えば帰宅時間や、今日あったことを自分が話したいこと以上に相手から聞かれることは不快に感じますよね。

一緒に夕食を食べるわけでもないのに「何時に帰ってくるの?」は聞いた方からは単なる挨拶程度であったとしても、聞かれた方は行動を監視されている気分になったり

「今日の仕事はどうだった?」と自分が話すテンションじゃない時に聞かれるとストレスを感じたり。

これってたくさん話した方がいいとか、ある程度でやめた方がいいとか、基準があるのではなく、それまでの自分の暮らしてきた環境やその時の疲れ具合、気分によってどの程度になるか変わってくると思うのです。

だから「自分はそこまで聞かれるとしんどい」とか「一人の時間がもっとほしい」と伝えることはとても大切なことだと思います。

だけどね

自分が不快だと「わかってもらいたい」

こうなってくるとちょっと違ってきます。

「伝える」というのは自分の不快を相手に自分が言うだけどのことで、自分一人でできる自分の中で完結する行為。

だけど

「わからせる」というのは「私は不快なんだからしつこく聞いてくんなよ!」って相手の行動をコントロールしようという行為。

 

 

そして「わかる」「わからない」は相手が決めることで自分ではどうしようもない。

 

自分の不快を「伝える」はもちろん多少は相手に「聞いてこないでね❤️」という期待はあるかもしれないけど、相手の行動を変えようと思っているわけではないので、相手がまた聞いてきても「あまり聞かれるとちょっとしんどいんだよね」とまた伝えればいい。

 

でも「わかってほしい」「わからせたい」と思うと、また相手が聞いてきたら

「どうしてわかってくれないの!!!」ってイラってきて、腹が立つし、悲しくなる。

 

 

うまく説明できてるかな・・・私(^◇^;)。

例えば家族に片づけてくれることを期待する場合、

「片づけてくれたら嬉しい」は家族に自分の気持ちを伝えることで

「片づけさせたい」は家族の行動をコントロールしようとしていること。

 

私たちって「こうしなさい」ってことよりも「こうしたい」という自発的な行為の方が気分よく動けますよね。

 

「こう言われるとしんどい」「片づけてくれたら嬉しいな」という「伝える」はやるかやらないかは相手に任せていること。

だけど「やらないで」「こうしなさい」は相手の行動をこちらが強制しようとしていること。

 

どちらがうまくいくかいかないかは一目瞭然ですよね。

 

 

結局どちらも相手に期待しちゃうことには変わりないんだけど、言い方と考え方を少し変えるだけでぐっと毎日は楽になっていきます。

 

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログ ライフオーガナイザーへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました