本当に多くの方が悩まれていることは
「捨てた方がいいのはわかっている。だけど捨てられない」
「捨てないことには始まらないのはわかっている・・・だけど」
ってこと。
LINE@でもこんなご相談がありました。
どうして捨てたくないのか
ものを大事にしたい、っていう気持ちもあるでしょう。
まだ使えるものを捨てるなんて、もったいない。
お気持ちはよくわかります。
だけどそれよりも大きなものは
後悔したくない
この「後悔」には大きく二つあります。
1. 捨てなきゃよかった
将来「あれを捨てなければよかった」と後悔したくないのです。
似たようなものが必要になってまた買うとしたらお金も手間もかかりますから。
また思い出のものなどは買い直すこともできませんから。
あとで捨てたことを後悔するんじゃないか、その恐怖。
2. 買わなきゃよかった
自分でお金を出して購入したものを処分するって、結論から言うと自分の買い物の失敗を認めることになるのです。
「結局捨てるようなものを買ってしまった。もったいないことをした」と、過去の自分の買い物に後悔したくない。
私たちは誰だって後悔はしたくないのです。
だから慎重に臆病になってしまうのは当然です。
「捨てなくっちゃ」を手放す
「捨てられないから片づけられない」って思われていると言うことは捨てることが苦手なのです。
苦手なことから始めようとしても上手くいきません。
だから分けることから始めます。
1. ダンボールを用意します。
積み上げられるようにできればサイズの揃ったダンボールを用意します。(購入するのもおすすめです。)
そこに「使わないけど捨てられないもの」どんどん入れていきます。
わかりやすく言うと自分の中で「捨てた方がいいとは思うけど捨てられないもの」を入れていくのです。
2. 少しずつ家中全ての場所をやっています。
リビングでテレビを見ながら、キッチンで料理を作るとき、目についた「捨てた方がいいと思うけど捨てられないもの」をどんどんダンボールに入れていきます。
一気にやる必要はありません。気が付いた時に目についたものをぽいぽいと放り込みます。
1日5分だけとか、今日はこの引き出し一個だけとか、時間や範囲を決めてやるのもいいですね。
きっとそういうものは家中いたるところに「今使うもの」と混在しています。
だから「今使うもの」だけ居室に残し、「捨てられないもの」をダンボールに分けていきます。
3. 部屋は絶対に片づきます
これを続けると家の中は「今使うもの」だけになりますから、片づいていきます。
使いやすくなります。
たとえばボールペンは数本あれば十分、「あったら便利」な輪ゴムやクリップもあちこちから出てきますがすぐ使う分以外はダンボールへ入れてしまいましょう。
割り箸やストローのストックも過剰にいりませんよね。でも捨てなくていい。ダンボールに放り込みましょう。
細かくジャンル分けする必要はありません。とにかく分けていきます。
洋服もエコバッグも何かの時用の靴も・・・「捨てた方がいいけど捨てられないもの」はダンボールに。
だんだん部屋がスッキリするのと同時にダンボールの数が増えてきますよね。
そのダンボールの量をみてどう感じるか
そのダンボールはあなたの「後悔したくない」のかたまりです。
そのかたまりの量を実際に目で見ることってあまりありません。
多くの場合「捨てた方がいいけど捨てられないもの」は家中あちこちに点在してますから総量が見えないのです。
だから
「ま、いいか」となりますが、改めてかたまりを見ると気持ちが少し変化するかもしれません。
「あ、こんなに『捨てた方がいいもの』に家の中が占拠されてたんだ」って。
でもね、
変化しなくても構いません。
今使うものと「捨てた方がいいけど捨てられないもの」が分けられただけでも暮らしは快適になっていますから。
片づけは無理にするものではありません。困ってなければやらなくてもいいのです。
「捨てたくない!捨てられない!」そう感じている方が無理に捨てると必ず
「捨てなきゃよかった!!」が出てきます。
一度「捨てなきゃよかった!!」と強く感じると次からさらに捨てることが恐怖になります。
だから無理に捨てなくていいのです。
まずは
使うものと使わないけど捨てられないものに分ける
毎日の暮らしが片づかないのは捨てられないからではなく、これらが混在しているからなのです。
- まずは分ける
- 分けてから「捨てた方がいいけど捨てられないもの」について考える
ダンボールなんて大げさ、って思うのであれば紙袋に放り込むだけでもいいですよ。
(積み上げるってことを考えるとダンボールの方が効率的です。)
そこから始めてみてください。
まずは行動する。
もしかすると片づかない理由は「捨てられないから」ではなく「分けることが億劫で」かもしれません。
そんなときは一言お声掛けください。
遠方の場合はオンラインでのご相談やお近くのオーガナイザーをご紹介することも可能です。