私たちは常に選択の連続
朝ベッドの中で目が冷めた時から
「もう10分寝ようかな」
「それとも起きたほうがいいかな」
こんな小さな選択を始めています。
行動するということは常に行動を自分で選んでいるということ。
ジャムの法則
選択の科学という本に「ジャムの法則」というものがあります。
これはジャムの試食コーナーで
1. 24種類のジャム
2. 6種類のジャム
それぞれ用意する数をかえてどちらの方が売れるかという実験の結果からの法則。
どちらが売れたかというと
1. 24種類のジャム — 試食にきた人の3%
2. 6種類のジャム — 試食にきた人の30%
つまり種類が少ない方がよく売れたということ。
24種類のジャムは一見ワクワクするし選択肢が多い方がより自分の好みにあうものがあるような気になります。
ですが私だったら24種類は目移りしすぎるし、選ぶのが面倒になります。
6種類くらいに絞ってくれていた方が「この中からならこれだな」と選びやすい。
選択肢が多いデメリット
「たくさん」から選べるのは一見いいことだけど
たとえばネット通販
先日お客様宅で一緒に納戸に設置する本棚をネットで選ぼうとしましたが、「本棚 幅60センチ」で検索すると大量に候補が出てきます。
全てを見てから決める・・・なんてどれくらい時間がかかるのでしょう。
不可能です。
時間がもったいない
だから色やレビューで選択肢を狭めて行きましたが、それでも全ては見きれない。
最初の数候補のうちの一つを選びました。
たとえばお店選び
私が住む東京には美味しくて素敵なお店がたくさんあります。
でもたくさんありすぎるからこそ
「どこを選んでいいかわからない」
が出てきます。
選択肢が多いと疲れます
書類が多すぎると自分が必要としている書類を見つけるのに時間がかかります。
洋服が多すぎると「どれを着ていこうか」悩みます。
ものが多すぎると「あれはどこにあるの?」と家族に聞かれます。
手間が増えて疲れるのです。
「たくさんの中から選んでいい」は言い換えると「たくさんの中から選ばなくてはいけない」
ものが少ないというメリットは選択肢が減るというメリット。
選択肢が減るメリットは「疲れない」こと。
忙しくてすべきことが多い毎日なのであれば少しでも「疲れる」ことを減らしましょう。
ものを減らせば全て上手くいくわけではありません。
が、減らすことで確実にあなたの「疲れない」を選ぶことができます。