片づく仕組みのために意識したい数

私は自分でいうのもなんですが、がさつで面倒くさがりやです。
だけど部屋はすっきりと片づいている状態をキープしたい。だからいに楽に手間なく片づいた状態がキープできるかを考えることが好きです。

旅先で片づけられない

恥ずかしながら・・・私は旅先での荷物の片づけに苦労するタイプです。
スーツケースから着替えや化粧品を取り出して、またそれを戻すって作業・・・・面倒でキライです。
でも出しっぱなしにするのもいや。だからたとえ一泊でも引き出しなどがあればそちらに入れてスーツケースは空にします。

問題は旅館などクローゼットや引き出しがないタイプの場所。
毎回面倒だなぁと思いながらも「片づけのプロ」のプライドがあるのでスーツケースから出し入れします(笑)

楽チンは便利 便利は楽チン

私にとっての便利で楽なのはアクション数が少ないこと。
私がいちいち引き出しに入れ替えるのをみて家族や友人は「数日のことじゃない。移動させる方が面倒じゃない?」と笑いますが・・・

スーツケースの場合

1.(立てて置いてあれば)寝かせる
2.壁際に置いてあるものを蓋が開くよう動かす
3.開ける
4.探す、取り出す

という動作をほとんどの場合しゃがんでやらないといけないのでどこかで「しゃがむ」というアクションが入ります。
つまり5アクション

ホテルの引き出しに入れれば、

1. 開ける
2. 取り出す

をほとんどの場合立ったままでできる。
2アクションだけ。

それぞれしまうときも同じです。

アクション数は大切

「え?それくらいのこと?」って思われるかもしれません。
旅先の数日のことであればともかく、案外自宅でもこのアクション数を意識おらず

取り出しにくい

戻しにくい

が部屋が片づかない原因になっていることも少なくありません。

例えば食器棚

わが家の食器棚は右側の扉を開けないと左側がスムーズに開きません。
だからよく使う食器は右側に置いています。

1.右の扉を開ける
2.取り出す
3.扉を閉める

左側に食器をおいたら

1.右の扉を開ける
2.左の扉を開ける
3.取り出す
4.左の扉を閉める
5.右の扉を閉める

一気に2アクション増えます。
何気ないことでも一日数回×365日となると大きく違ってきます。

家中いたるところにある不便を便利に

片づけがうまくいかないと悩むお客様の多くはこれを意識していないことがほとんど。
一緒に作業している時に上記のようなことをご説明しても最初はピンとこないようです。

が、

だんだんお客様の方から
「あ、これはこんなふうに収納しているから取り出しにくいんだ!」に気づかれるようになります。

ということは
「こんなふうに収納すれば取り出しやすいんだ」がわかるということ。

不便に敏感になる

今まで当たり前にやってきたことが実は不便で、もっと楽チンなやり方があることに気づくのです。
そうなると不便であることに敏感になり、便利を求めるようになります。

便利にするためにはどうすればいいのか、は片づけサポート中に学んでいるのでご自身で片づく仕組みを作ることができます。

妻、ママ、主婦が便利で楽な仕組みを家の中で実践すると家族も「便利ってこういうこと、楽ってこういうこと」がわかり、不便に敏感になります。

便利で楽な仕組みが具体的に家族にわからなかったとしても、「片づいていること」の便利さ・快適さは実感します。
アクション数が少なければ家族も片づけに協力的になります。

(無駄な空間が多いように見えるけどこれくらいのゆとりがある方が取り出しやすい)

最初は小さな場所から

洗濯物をクローゼットや引き出しに戻す時のアクション数
よく使う食器を取り出す時のアクション数
家族が使う文具を取り出す時のアクション数

まずはアクションを数えてみてください。
よく使うものが4アクション以上だとちょっと見直した方がいいですね。

どうしていいのかわからない、という場合はご相談ください。
オンラインやメールでのご相談も受け付けております(^^)。

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