「捨てられないから片づけられない」
「捨てないといけないとわかっているのに捨てられない」
片づけたいけどうまくいかない理由の一つがものが多いことである、とわかっていても先に進めないのは苦しいですよね。
そんなときはどうすればいいのか、ゆっくり考えてみました。
物が少ない=いいこと ではない
まず最初にお伝えしたいのは
捨てられる人、手放しができる人のほうがえらい!ということではないということ。
「私は捨てられないからダメなんだ」と落ち込むことはないのです。
「捨てられない」でなく「ものを大切にしている」のです。
だけど、ちょっとご自身を振り返っていただきたいのは
それは愛情なのか執着なのか
モノが手放せない理由は大きく3つあります。
(他人に決定権があるモノはのぞきます)
1. 単に面倒
大物だったりどうやって捨てていいのかわからなかったりするもの。
これは重い腰をあげて「調べる&申し込む」しかない。
2. 愛情がある
思い出のモノだったり、大好きなモノだったり。
大切な人からもらったモノ
使えないけど、着れないけど、でも持っていたい!って思えるモノ。
これらは大切に持っていて欲しいと思います。
捨てる必要はないのです。
ポイントは「大切に持つ」こと。
ホコリまみれ、カビだらけ、しわくちゃ・・・・これらは大切に扱っているとは言えないですね。
自分が大切に扱える量には限界があります。
自分が大切に扱える量以上のモノを持とうとしているとき、
それはもしかしたら
3. 執着
ではありませんか?
「もったいない」
「まだ使えるのに」
「何かに使えるかも」
「高かったのに」
それはモノに対する愛情ではなく、単に執着。
愛情と混乱しやすいので要注意です。
愛情は残し執着は手放す
混乱しやすい二つをどう見分けるか。
それはそれを持つ覚悟が決められるかどうかです。
・大切に扱えますか?
・部屋が狭くなってもいい?
・部屋が散らかってもいい?
・家族に迷惑をかけてない?
・手間が増えてもかまわない?
・もしなくなったらお金を払ってでも買い戻したい?
執着を全て手放すことは難しい。私も無理です。
だけど気がつくとすぐに増えてしまうのが「執着なモノ」。
だからこそ意識してこれらを手放していかないとモノがどんどん増えてしまうのです。
手放す順番
「捨てられない」という方の多くは「2の愛情あるモノ」の中の「使えないもモノ」最初に手放そうとする傾向があります。
「3.執着」のモノは使えるモノが多いけど、「2.愛情」のモノは使えないモノが多いからです。
単に「使える」「使えない」で判断しようとするから手放せない、捨てられなくなるのです。
まずは手放せない理由が「愛情」なのか「執着」なのか。
じっくりと感じてみてください。
で、手放しを始めるときはまず食品からがおすすめです。
理由は単純。
賞味期限、消費期限があるからです。
古い食品を「いつか使えるかも」って置いておこうとはなりません。
リサイクルしようとも思わないでしょうし、価格も他の捨てられないモノに比べると低いモノが多いですよね。
これで家の中が少し軽くなれば「執着」を手放すことに弾みもつきやすくなります。
まずはキッチン。冷蔵庫や食品、調味料をチェックしてみてください。