片づけが苦手とおっしゃる方に多い傾向として「先延ばし」があります。
それは片づけること自体を先延ばしにするということではなく、それが自分にとって必要なものかどうかを決めることを先延ばしにしているということ。
書類
書類というか紙ものですね。学校のプリント、保険などの書類、ダイレクトメール・・・
「これはいるのかいらないのか?よくわからない。」
「捨ててしまって後悔したくないからとりあえず置いておこう」
「あとでゆっくり読んで判断しよう」
保管か処分かの判断を先延ばし。
なんとなくダイニングテーブルやキッチンカウンター、書類を入れておくボックスなどにどんどん溜まっていく。
「あとでゆっくり読んで」と思った書類も実はほとんど読まない。
そうして本当に必要な書類がすぐに取り出せないことがあり
「私は書類の片づけが苦手」。
洋服
・今シーズンは着なかったけど来年は着るかも。
・痩せたら着れる
・今は着ないけど一生ものだから
・買ったけどあんまり着ていないからもったいなくて
結果として
「クローゼットはパンパンなのに着ていく服がない」
キッチン
ブログで見た素敵な食器。
お祝いでいただいたブランド食器。
粗品でいただいたあったら便利そうな食器。
だけど普段使うのは割れてもいい適当な食器。
食器棚はギュウギュウでもっとなんとかしたいけどどれも
「割れているわけもない。捨てる理由がない」
片づけ力とは
私は片づけ力とは判断力、決断力、実行力だと考えています。
「これは必要だから保管しよう。
これは写真で保存すればOK。
これは不要だからいらない。」と。
この「片づけ力」・・・・さっと判断、さっと決断、さっと実行で「片づかない」は激減します。
家の中になにかモノが入ってきたとき(買い物、頂き物、ポストへの投函など)、
すでに持っているモノ、たとえば洋服であれば「そういえば何年もこの服きてないな」って感じたとき、
食器であれば「食器棚がギュウギュウで使いにくいなと感じたとき。
これらが片づけ力を使う場面です。
「なんとなく」「とりあえず」が続くとどんどん量が増えていき、モノが溢れた状態になっていきます。
この片づけ力はすぐにうまくは行かないかもしれません。
初めのうちは判断・決断・実行が「本当に大丈夫?」と不安でやっぱり溜まってしまうかもしれないし、
思い切って手放す決断をしたことで後悔することがあるかもしれません。
でもそれは片づけ力をつける練習。
迷ったり失敗したりを繰り返すことで片づけ力は身についてくる。
私自身、今のように片づけられるようになるまでには、何度か失敗もしています。
本気で片づけられるようになりたかったら失敗も必要な経験。
失敗なしには身につかない力です。
紙切れ一枚だっていちいち「判断、決断、実行」することが片づいた暮らしにつながります。
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