「保管」と「保存」の意味の違い、ご存知ですか?
国語的な意味の違いよりも、洋服でもバッグでも食器でも、写真でも、書類でも・・・
「保管」なのか「保存」なのかを意識するだけで片づけの効果は随分変わります。
保管と保存の違い
あくまでもこの定義は文書(書類)に関してなのですが
保管
よく使うもの。
これから先、使うもの。
少し前まで使っていて、また使うかもしれないもの
保存
使わないけど持っておく必要があるもの。
頻繁には使わないけど、もしかしたら使う可能性があるもの。
(文書であれば)法的に保存が義務になっているもの。
片づけがうまく行かない理由 その1
1. 保管と保存が混じっている
食器
よく使う食器 → 食器棚に保管
使わないけど義理があって手放せないもの → 押入れの奥に保存
洋服
よく着る、冠婚葬祭で必要 → クローゼットに保管
気ないけど思い入れがある服 → 押入れの奥に保存
厳密に言うと上記のルールとは違うのですが日常のものに置き換えた例では
お子さんの通信教育のもの
毎月届く教材 → 保管
受講ガイド等 → 保存
保険関係の書類
すぐに手続き・確認するもの → 保管
証券、約款 → 保存
保管と保存をわけるだけで、保管(使う)収納の中のものが減り、使いやすくなります。
片づけがうまくいかない理由 その2
「保存」が多すぎる
保管と保存とわけてみたら、
「あれ!こんなに保存がある」に気がつきます。
保存=使わない、ものですから使わないもののためにどれだけスペースを使っているかがわかります。
もちろん使わなくても持っていたいものはありますし、あっていいのです。
だけど持ちすぎると暮らしを圧迫します。
保管する、いつも使いたいものが使いにくくなります。
生活するスペースも狭くなります。
保管と保存を分けて毎日を快適に。
家の中の「使いやすい場所」は限られています。
使いやすい場所に「保存」していませんか?
使いやすい場所を「保管」のために使うとあなたの毎日はより、快適になります。