10%オフで得られるもの、損するもの

 

3月にとあるファッションビルに行き3000円程度の小物を購入しようとレジに行った時のこと。

店員さん

こちらの〇〇カードにご入会いただくとこの会計から10%オフになります。

カードの年会費は実質無料。手続きも5分程度です。

そのファッションビルでの買い物がそのカードを使うだけで10%オフになるというカードを勧められました。

3,000円の10%オフ、ってことは300円。

しかも年会費も無料だからお得!

 

っと一瞬思いましたが、申し込み用紙にあれやこれや書き込むそのめんどくささと、

住所から世帯年収まで個人情報をばらまく先をまた1つ増やすのか・・・と思いお断りしました。

店員さんは「え?お得になるのになんで断るの?」っと言葉にはしませんでしたが不思議そうな顔をしていました。

別のレジで2,000円程度のものを購入した時も別の店員さんに全く同じような反応をされました。

どちらかというと若い世代向けのファッションビルなので「お得!」って思ってカードに入会する人がほとんどなのかもしれません。

・・・という私も数年前までこちらのカード、持ってました(^◇^;)
(解約済み)

この日のそのファッションビルでの買い物は5,000円前後。ということは5分程度のメンドくささに目をつぶれば500円お得になったということ。

じゃあ、私は500円損したのでしょうか?

一見損したように見えますが、カードを作ると

管理する手間が増えます。

支出の管理が面倒になります。

使うカードが増えれば当たり前ですが明細書が増えます。
(web明細であったとしてもチェックする手間は確実に増えます。)

支出全体の把握が難しくなります。

カードによって引き落とし日が違うので引き落とし口座の残高の確認の手間も増えます。

 

 

ダイレクトメールが届くようになります。

そのお店のものならまだしも、提携している(と思われる)エステサロンから保険会社、宝石店・・・。

ただでさえほぼ毎日何かしらのDMが届いている上にまた増える・・・。

中にはお得な情報もあるかも??

いえいえ、100%お金を使ってください、って内容ですからそのDMを見なければお金を使わずにすみます。

メールアドレスなんて登録してしまったらじゃんじゃんメルマガが届くようにもなります。
(ポイントアプリなどはそうですよね(-。-;)

スマホのメールも含めてダイレクトメールがどんどん届くようになると本当に必要な郵便物やメールを見逃したり失くしたりする可能性も出てきます。

 

紛失・盗難の恐れがあります。

持っている数が多いと紛失や盗難の可能性もその分増えます。

たくさんあると失くしたことにすら気づかないこともあります。

 

 

もしこれが50万円の買い物で5万円お得!なら即カードを作ったと思いますし、そのビルでいつも買い物をするのであれば作る価値はあります。

 

500円を軽んじているわけではありません。

ただその数百円と引き換えに「面倒」が増えることは確実。

それであればコーヒーショップに立ち寄る回数を一度減らせば済む話です。

 

その場で10%オフ!は魅力的。

「じゃあどこででも買えるストッキングや化粧品もこれからここで買おう!」って無意識にそのカードを作る理由を考えてしまいます。

が、今までそのお店を使わなかったのには、自分にとって不便な場所にあるとか、買いたいものがあまりないとか何かしら理由があります。

また10%オフに釣られて「じゃあついでにあれも買っておこう、これも買っておこう」と予定外の買い物をする可能性もあります。

 

どうやって整理するかよりも先に考えたいこと

家に入ってくるダイレクトメールの整理やクレジットカード支払いの支出の管理のご相談をよく受けます。

が、整理や管理に手間をとられる、悩まされるのであれば

どうしてダイレクトメールが届くのか

クレジットカードの支払いの管理がなんで面倒になっているのか

そちらを考えて元から断つことをお勧めします。

 

10%オフ!のお得の代わりにあなたの大切な時間や手間を損していませんか?

 

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