家計簿と先延ばしの関係


「家計簿がつけられないんです。節約しようと思うんだけど」

というお悩みは専業主婦の方も、ワーキングマザーの方も、起業されている個人事業主の方もあるようです。

はっきり言いますとほとんどの方にとって

節約と家計簿は関係ない

そう考えています。

どうして家計簿をつけたいの?

そう質問すると

「それは節約のためです。」とお答えがかえってきます。

そこで

どうして家計簿をつけると節約になるの?

と質問すると

「だって、無駄な出費がわかるから」

(無駄な出費とはお惣菜を買ったとか、カフェでコーヒーを飲んだとか、タクシーに乗ったとか、洋服を買ったとか)



だったら

無駄なものは買わなきゃいい

節約したいのであれば、無駄なものにお金を使わなければいいだけのことです。
だってそもそも「無駄」ってわかって使っているのですから。

これは家計簿をつけて「いくら無駄に使ったか」を知らないとできないことではありません。
無駄って思っているのなら金額や回数に関わらずつかわなければいいのです。

金額が少なければ無駄遣いはOKで、金額が大きければNGってことはないはず。


家計簿をつけてないから無駄遣いをしてしまう

そんなわけないですよね。

家計簿はつかったお金を記帳すること。
いくら記帳しても無駄遣いでつかったお金は戻ってきません。

つかう前に止めないと、お金は残らないのです。

もしかしたら

心のどこかに

無駄遣いしてしまうのは家計簿をつけてないから。
家計簿をつけさえすれば、節約できる。

今節約できていないのは家計簿をつけていないから。
家計簿をつけさえすれば・・・

と、無駄遣いをしてしまう自分への言い訳をするために「家計簿をつけない」という選択を無意識にしている??

・・・・とまでは言いませんが。



私自身に関しては

細かい出費を記録する家計簿は今現在つけていません。

(家計アドバイザー協会の家計簿は日々の出費を記録する家計簿ではありません。)

以前はつけていましたが、なんの節約効果もメリットもなかったからです。

出費を記録し、
「食費が増えたなぁ。でも家族でご飯を食べる日が多かったし仕方ない」
「被服費が多かったな。季節の変わり目だったし仕方ない」

ってなんの反省もしなかったし。



それよりも効果があったのはお財布を開く回数を減らしたこと。

・疲れても一人の時にはカフェに寄らない
・欲しい服があってもとりあえず買わない
・セールだからといって出かけない、買わない

家計簿をつけて節約というのは「無駄な出費がおおいな」と反省する心理面からですが、それよりも物理的にお金をつかない方が明らかに節約になります。

先延ばしの節約

家計簿をつけたら節約できる、というのは節約の先延ばし。

片づけも「収納用品を買ってから」「まとまった時間ができたら」「季節がよくなったら」と先延ばしになっていませんか?
「すぐやればいいってわかっているんです〜」とおっしゃる方はとても多いです。

いきなり大きな成果を求めるのではなく、今できることをすぐ実践してみる。


節約したければ今日から、自分が「無駄」と思うものにお金をつかわない。
今できることから実践する。

そもそも、お財布を開く回数が減れば、レシートの数も減り、家計簿だってつけるのが楽チンになるのですよ。


現在家計簿レッスンはプライベートレッスンのみお受けしております。

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