ライフオーガナイザーになってから知った言葉、それは
「他人と過去は変えられない 変えられるのは自分と未来だけ」
(カナダの精神科医エリックバーン氏の言葉だそうです)
ここでいう他人とは自分以外の人のことです。
それまで、特に家族に対して「変わってほしい」「変えなければ」と信じていたのでちょっと衝撃的でした。
私がなんとかしてあげなくては
片づけられない夫、片づけが苦手な娘、妻であり母である私がなんとかしなくては!
妙な使命感に駆られていたり、片づけさせようとあれこれトンチンカンな努力をしていたのは4年前までのこと。
ライフオーガナイズを知り「自分が変わればいいのか」と、私の場合は自宅の収納を家族が片づけやすいよう、家族が片づけなくても私がイライラしなくて済むように変えました。
自分が正しいと思うやり方を押し付けるのをやめたのです。
さて、よくあるご質問として
「どうしたら片づけられるようになりますか」
というものがあります。
が、「他人と過去は変えられない」つまり、私がその方を片づけられるようにすることはできません。
かつて私が夫や娘に片づけられるようにすることができなかったことと同じです。
できることはその方が片づけやすい方法を一緒に見つけることだけ。
片づけるのはその方自身ですから。
使ったものを片づける、という行為はその方がやろうと思わない限り、体を動かさない限り成り立たないからです。
ということで答えは
自分で動く理由を見つける、動く目的を見つける
・明日の朝起きた時気分がいいから、夜の間にシンクを片づけよう
・不意にお客様がいらしても大丈夫なように普段から片づけておこう
・探し物にかかる時間がもったいないから片づけよう
・片づけができる自分になりたいから片づけよう
片づけようって気持ちは内側から出てくるもの。
片づけなくっちゃと思うと体が動かないけど「どうして片づけるのか」「なんのために片づけるのか」がわかるとより行動にうつしやすくなります。
どうやったら片づけられるようになるか、その答えはご自身の中にあります。