結局一人なんだ、だけど・・・

こんにちは
東京江東区暮らしの仕組みづくりサポーターライフオーガナイザー下村志保美です。

大学受験真っ最中の娘、なかなか思うように行かないことも多いようです。
受験の合否だけでなく、思うように問題が解けない、どうすればいいのかわからない、少し先が全く見えない・・・不安や立ちはだかる壁は大きい。

親だけど 

母の立場

娘が悩んでいる時、落ち込んでいる時、辛い時・・・親として助けてやれることはしてあげたい。
でも何をすればいいのかわからない。

「大丈夫だよ。」「なんとかなるよ」はちょっと無責任な気がする。

「辛いよね」と共感しても、きっと本人の辛さはわかってあげられない。

心のことだけでなく、体調が悪い時だって変わってあげることもできない。ただ、励ますしかできない。

娘の立場

18年前娘を出産する時、里帰り出産だったので母がずっと付き添ってくれていました。
深夜0時から始まった陣痛は夕方まで続いていました。
わたしはもちろん母も一睡もしていません。

陣痛の感覚を測り、メモをし、飲み物のケアもしてくれます。

だけど・・・わたしがトイレや診察でベッドから離れ、戻ってみると、母がベッドに寄りかかってウトウトしているのです。

確かに一睡もしてないし疲れているだろうし、眠いのはわかる。でもわたしは眠いとも思えないくらい苦しい!
当たり前のことだけどわたしの感じている痛みや苦しさは母には感じないもの。心配はしてくれているけど、



この痛みと苦しみはわたし一人のものなんだ!

その時いくら「愛」があったとしても結局苦しみに立ち向かうのは「一人なんだ」ってつくづく感じました。
(母を責めているわけではありません。)

この時感じた「一人なんだ」はとても強烈で、今も何かをする時のわたしの中の「覚悟」になっています。

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だけど、こんなこともある

受験生の娘に「結局一人なんだ」なんて、今思うととんでもない話を塾の帰り道していました。

「お弁当と作ったり、車で送り迎えしたりはできるけど、あなたの受験の苦しみをそっくりママが感じることはできない。」と。



すると娘は言いました。

「だけど、そうしてくれることががんばる励みになることもある。『大丈夫だよ』の声かけだって安心できることもあるんだよ」

一人だけど

辛い時苦しい時一人で乗り切る覚悟は大切。だけど誰かがいてくれると安心できるならいてもらいたい。
わたしがいることで安心できるならそばで励ましてあげられる存在になりたい。

そう思います。

そして

「わたしはこんなに辛いのにどうしてあなたはわかってくれないの!」

こんな過剰な期待を相手にしない、なんて言い方をするとちょっと寂しい気もしますが、いい意味で過剰な期待をやめると、より楽に生きられるような気がするのです。




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