映画ドリームを見てきました。
前から行きたい、行きたいと思っていたけれど自分の予定と上映時間がなかなか合わず、昨日ようやく実現しました。
1962年のアメリカ
55年前のアメリカでの実話です。
当時はまだ黒人用のトイレ、白人用の学校など、信じられないような人種差別、加えて「女なのに」という性差別が強かった時代。
主人公はその二つの偏見と差別を背負った黒人女性3人です。
偏見と差別による理不尽な扱いに3人は悔しい思いやあきらめを感じつつも、「夢をあきらめない」。
夢をあきらめないというと、
ひたむきとか、キラキラとか、歯を食いしばってとか・・
そんなイメージが思い浮かぶし、実際私もあらすじを知って映画をみるまではそんな映画かなぁ〜、と思っていました。
「夢に向かって頑張ろう!」的な。
でも映画をみて私が感じたのは、
淡々と、目の前にあることをこなし、でも確実に一歩踏み出す
そんな3人の静かな、だけどとても強い熱意。
派手(に見えない)情熱はその分内側に熱くて強い。
周りを変えたいなら自分が変わる
3人はそれぞれ、現状の自分を取り巻く理不尽さを自分の行動で変えていきます。
変えていく・・・といくといっても周囲に変わることを要求するのではなく、自分の行動によって周囲が変わっていった・・・という言い方の方がぴったりきます。
不平不満をブツブツ愚痴っても周りは変わらない
だけど自分が現状に不満を抱いていることを伝えることは必要。
自分が動くと周囲も動く
自分が変わると周りも変わる
頭ではわかっているけれどついつい相手に伝わらない愚痴を言葉にしてしまう自分を反省。
グチャグチャごちゃごちゃいう前にまずは自分が現状を変えるための行動をしなくてはね!
「さあ、私も頑張ろう」そう思える映画でした。
上映館も少なくなっていますが、ちょっと無理をしてでもみる価値のある映画です。
映画 ドリーム