いよいよ師走になりました。年内に済ませたいことベスト3に入りそうなのが、大そうじ。家中キレイにしてスッキリした家、気分で新年を迎えたいですよね。その大そうじでぜひチェックしてほしいのがコンセントや家電の配線まわり。今日はなぜ掃除が防災になるのかをお話します。
ホコリが火災の原因になる
テレビの裏側には複数の配線があります。さらに延長コードのタップがあるケースもありますよね。でも、目につかない場所だから掃除も忘れがちだし、家電は静電気を帯びていてホコリが付きやすい性質もあって、ホコリがたまっていることが多いようです。
また長い期間コンセントに差し込んだままのプラグにも、気づかないうちにホコリがたまることもあります。
そしてこのホコリが火災の原因になることもあるんです。
トラッキング火災
東京消防庁のホームページで「住宅火災の主な出火原因と防ぐポイント」というページがあり、ここにもコンセントとタップのホコリが原因の火災のことが書かれています。
コンセントとタップの間にホコリが入り込みそこに湿気が加わると、プラグの2つの刃の間で放電が繰り返されて熱を帯びて発火するのがトラッキング火災。ホコリと湿気、でも冬は乾燥して湿度は低いからと油断は禁物です。加湿器を使うことで冬でも室内は思いのほか湿度があがっています。
普段見過ごしがちな場所なので、大そうじのメニューにコンセントや配線周りを加えることをおススメします。
東京消防庁のホームページ
火事にならないための掃除は1分あれば出来る
じゃあどうやってそうじをするかですが、ポイントは乾いたものを使うこと。ハンディモップやマイクロファイバークロスなどでホコリを絡めてとるだけです。
タップも外せるなら外してコンセントもプラグの刃の部分もカラ拭きします。ホコリが大量にある場合は先に弱モードの掃除機で吸い取っておくと楽ちん。1度そうじをした後は、週に1回とか月に1回とか決めてホコリをはらうと安心です。1分もあれば1か所完了します。
そうじをした後もホコリが付きにくい状態を保ちたいなら、静電気を防ぐスプレーを使う方法があります。
https://item.rakuten.co.jp/hyosin/has-150/家電のが原因の家事にはコンセントやタップ周りだけでなく、コードの上に家具が乗ってい足りコードの劣化によるものもあります。大そうじのついでにコード自体の状態もチェックしてみてくださいね。
コード類の耐用年数はこちらの記事にあります。
コンセントや家電の裏側に溜まったホコリは衛生面だけでなく、火事になる可能性があると知ったときは驚きました。ホコリの中にはペットの毛も含まれています。ホコリじゃ死なないなんてうそぶいていた時期もありますが、ホコリは危険の目印だと考えるようになりました。
また片づけが苦手だったころの大そうじのときは、そうじと片づけを同じものととらえていたので朝から初めたのに日が暮れても終わらず、家の中が返って散らかっているような年末が何度もありました。朝一番に張り切って磨いたガラスだけが異様にピカピカで、モヤっとしていたことを思い出します。
片づけが出来ていれば、大そうじは本当にそうじだけになります。
でも片づけは苦手だな、どこから手を付ければいいか分からない、片づけてもすぐリバウンドしちゃう、家族が協力してくれなくて悩ましいというには、片づくプランの立て方、自分も家族も片づけられるようになる考え方を学べる講座があります。
この考え方を使えば、大そうじも無理なく出来るようになります。
12月15日(木)オンライン・ライフオーガナイザー入門講座