上手に防災備蓄する方法

こんにちは

暮らしの仕組みづくりサポーターのライフオーガナイザー下村志保美です。

いきなりですが、皆さんは災害への備えをされていますか?

防災アドバイザーの岡部梨恵子さんのお話によると、最低でも家族で7日分の備蓄が必要になるそうです。

水を含めた7日分、というと家族4人の場合ダンボール23箱分にもなるとのこと。

こんな話を友人やお客様にすると

「国とか自治体とかがなんとかしてくれるでしょ?」

「非常食って高いでしょ。どれだけかかるの?」

「23箱?ムリムリ、置く場所なんてないよ!」

必ずといっていいほどそんな反応がかえってきます。

  1. 国や自治体がなんとかしてくれる?

2011年の東日本大震災の避難者数は47万人。それでも道路の寸断や混乱の中、満足な食料や日用品が届かず避難所の方が大変な思いをされていたことは記憶に新しいですよね。

数年以内に起こるといわれている首都直下型地震での予想避難者はその15倍以上の720万人と予想されています。

人口が多い地域なので当然です。救援に来てくれる人よりも被災する人数が多くなることは明らかです。

さらに避難所も受け入れられる数に限りがあるのでそこにに入ることができるのは自宅が倒壊、半壊以上の人たちです。

(そもそも自宅にいられる状態であれば自宅で過ごしたいですよね。)

避難所に入れないと食料やその他日用品も「自分たちでなんとかしてください」となります。

マンションや自治体で防災備蓄をしてくれているから大丈夫という方は、その量と内容を確認してください。
1日一人乾パン1缶と500mlの水一本が3日分、ということもあるようです。

被災時はショックで空腹も感じないかも?数日間食べなくて平気?

しかし被災時は体調を崩しても病院へ行くことすら難しいのです。

自分や自分の家族を守るのはまず自分たちであることを認識してください。

2. 非常食って高いでしょ?7日分揃えるなんてムリ

確かに3年保存、5年保存の食品は割高です。

発熱剤付きで簡単に温かくなるカレーなどは1食1000円近くします。

これを家族人数×7日分買い置きする、しかも数年に一度は見直さないといけない。

それでは大変です。

まずは日常の食品のストックを活用することを考えます。

「浄水器があるからペットボトルのお水は買いません」ではなくて、ペットボトルのお水も並行して使ってみませんか?

ただ備蓄するだけでは消費期限がすぐきてしまうので、例えば

「ご飯を炊く時はペットボトルのお水を使う」など自分たちでルールを決めて日々の暮らしの中で消費しながらストックする。

「レトルト食品は好きじゃないから食べません」ではなくて、2ヶ月に一度は「レトルトを食べる日」を決めてみる。

(カレーやシチュー、牛丼などいろいろな種類がありますよね)

主婦の食事の支度や片づけが楽になるだけでなく、定期的に食べることによって味に慣れるという効果もあります。

被災して心身共に疲れた時は少しでも「知っている味」が嬉しくなります。食べ比べしてお気に入りのレトルトを見つけてみるのもいいですよね。

保存用ではないお水やレトルトを使うことによって、食品のストックに対する価格を抑えることができます。

こうやって日常のストッックを回して備えることをローリングストックと言います。

3. そもそも備蓄を置いておく場所がない

確かに日本の住宅事情を考えるとダンボール23箱分の備蓄を改めておくスペースは厳しいですね。

昨今では「持たない暮らし」というブームもあり、コンビニや営業時間の長いスーパーもあるから、

「なくなったら買いに行けばいい。ストックは持ちません」という方も多い。

しかしお住いの地域が被災しなくても、例えば製紙工場がある地域が被災したら

「おむつ」「トイレットペーパー」「生理用品」などが不足します。

工場が被災しなくても途中の道路が寸断されれば商品の流通に影響が出ます。

もし最後の一個になったから明日買いに行こう、と思っている時に被災したら?

どれも我慢出来るものではないのでやはり1ヶ月分くらいのストックは必要だと私は考えています。

まとめて23箱分を改めて置こうと思うと無理ですが、家の中に分散させて日常使うもののストックを少し多めに置いておく、という方法であれば可能なのではないでしょうか。

そもそも、皆さんのお宅には

「使わないけど一応おいておこう」

「いつか着るかもしれない」

「捨てるのがめんどくさい」

といった不用品はありませんか?

それらのためのスペースはあっても、命を守る備蓄をおくスペースはないのでしょうか?

健康な大人なら数日間食べなくてもなんとかなるでしょう。

トイレットペーパーがなくても命には直接影響はないと思います。

もしかしたら被災しないまま「備蓄が無駄になった」かもしれません。

でもやっぱり

「食べ物がないのは辛い」「生理的に必要なものがないのはいや」

そう思いませんか?

できるだけ避けたいですよね。

まずは

  1. 日常の食品や日用品のストックとその使い方を見直す
  2. 自宅の収納スペースを見直す

この二つは決してできないことではありません。

家族のため、自分のため、ぜひ見直してみてくださいね。

防災アドバイザー岡部梨恵子さんのブログはこちらです。

「大切なクライアントとその家族を守る防災備蓄術」